2026 年 6 月には、ChromeOS 149 安定版のリリースや今後の ChromeOS のバージョン採番方式、MediaTek Kompanio 540 を搭載する ASUS の Chromebook 新モデルの販売開始などがありました。
この記事では、6 月にお伝えしている Chromebook および ChromeOS 関連の主なニュースをまとめます。
ChromeOS 149 安定版のリリースと今後の変更
Google は 6 月中旬に ChromeOS 149 安定版へのメジャーアップデートを展開し、月末にかけて 1 回目のマイナーアップデートを配信しました。
メジャーアップデートでは 370 件の公開された脆弱性が修正されたほか、診断アプリに新しい接続トラブルシューティング機能が追加され、特定の Google サービスにアクセスできない原因を特定しやすくなりました。
ChromeOS 149 で発生している問題に関しては、自動入力のドロップダウンが閉じてしまう問題や、一部デバイスで Google Meet 使用中に別のタブへ移動した際にピクチャーインピクチャーが開かない問題などが引き続き報告されています。
また、長期サポートチャンネルである ChromeOS LTS / LTC に向けても、複数回のマイナーアップデートが展開され、深刻度「Critical」を含む多数の脆弱性が修正されています。
ChromeOS 154 からバージョン番号が 2 ずつ増加へ
管理者向けリリースノートにおいて、ChromeOS 154 からメジャーアップデートのバージョン番号が 1 ではなく 2 ずつ増加する採番方式に変更されることが発表されました。
これは Chrome ブラウザのリリースサイクルが 4 週間から 2 週間へ移行することに合わせた措置となります。ChromeOS 自体のリリース間隔は従来どおり 4 週間を維持するため、ユーザーのアップデート頻度に変化はありません。
国内外における新機種の発売と実機レビュー
6 月は、MediaTek Kompanio 540 を搭載したモデルの販売が続いています。
ASUS Chromebook CM14 / CM15 が販売開始、CM15 の実機レビュー公開
ASUS JAPAN は、Kompanio 540 を搭載する 14 インチの「ASUS Chromebook CM14 (CM1405)」および 15.6 インチの「ASUS Chromebook CM15 (CM1505)」を 6 月 26 日より発売しました。CM14 には 49,800 円の Amazon 限定モデルが追加され、手頃な選択肢が増えています。
CM15 (CM1505) については実機レビューを公開したほか、すでに販売されている Intel N50 搭載モデル (CX14 / CX15) との違いと用途・予算に応じた選び方を解説する記事も公開しています。
Dynabook Chromebook C11 実機レビュー
昨年後半に教育市場向けに投入された 11.6 インチのコンバーチブルモデル「Dynabook Chromebook C11」の実機レビューも公開しました。
MIL-STD 810H に準拠した堅牢な本体と着脱防止キーキャップ、本体収納式の USI ペンを備えており、教育現場での使いやすさを考慮した堅実な仕上がりになっています。ライトなブラウザ作業であれば十分な性能を備えています。
ASUS Chromebook CM32 Detachable の Wi-Fi と LTE モデルの比較
5 月末から販売を開始している ASUS の 12.1 インチタブレット「ASUS Chromebook CM32 Detachable」について、Wi-Fi モデルと LTE モデルのどちらを選ぶべきかを解説した記事を公開しました。
外出先での手軽な通信を求めるなら LTE モデルが適していますが、予算を抑えたい場合は Wi-Fi モデルや前世代の CM30 も選択肢に入ります。スマートフォンのバッテリーを気にせず単体で通信できる利便性と、初期費用を 25,000 円抑えられる価格面との兼ね合いが選択のポイントです。
Lenovo Chromebook m 15” が米国 Amazon で販売開始
米国の Amazon にて、Kompanio 540 を搭載した 15.3 インチの「Lenovo Chromebook m 15 (15M8910)」の販売が開始されました。日本直送に対応していますが、昨今のコスト高の影響によりエントリークラスながら諸費用込みで 10 万円を超えてしまいます。
同シリーズの 14 インチモデルは 7 〜 8 万円台で購入できることなどもあり、少なくとも現状では見送る方が安全です。
Gemini in Chrome、導入事例、Googlebook の動向
一部の Chromebook Plus ユーザーを対象に、ChromeOS 148 でシステムトレイに Gemini を呼び出すアイコンが追加され、ポップアップウィンドウとして直接開くことができるようになりました。また、ChromeOS 149 からはフラグを有効にすることで、Gemini in Chrome の「画面から選択」機能が Chromebook Plus でも利用可能になったことを確認しています。
このほか、産業用建設などを手がける Turner Industries が ChromeOS や Google Workspace、Chrome Enterprise Premium などを統合導入した事例が公開されました。
さらに 6 月は Chromebook リリースから 15 周年という節目でもあり、これまでの教育市場での成功とコンシューマー市場での課題を振り返るコラムを公開しました。
まとめ
2026 年 6 月は、ChromeOS 149 の展開による脆弱性修正や診断機能の追加、Gemini in Chrome の拡充が行われ、Kompanio 540 を搭載する新モデルの展開が続いています。
15 周年という節目を迎え、次世代プラットフォームの登場も進んでいるなか、現行の ChromeOS も引き続き維持、更新されています。
HelenTech では今後も、Chromebook のアップデート状況や新機種の動向、Googlebook に関する情報を定期的にお伝えしていきます。








