Google、ChromeOS 149 の管理者向けリリースノートを公開。紛失デバイスの位置特定機能などが追加

当サイトは Google Adsense、Amazon アソシエイト等 アフィリエイト広告を利用して収益を得ています.
Google、ChromeOS 149 の管理者向けリリースノートを公開。紛失デバイスの位置特定機能などが追加
Advertisement

Google は 2026 年 6 月 12 日(現地時間)、ChromeOS 149 の安定版に関する企業および教育機関の管理者向けのリリースノートを公開しました。

今回のアップデートでは、紛失したデバイスの位置特定機能や、診断アプリでの接続トラブルシューティング機能、ユーザー補助機能の設定の同期機能などが導入される予定です。 

この記事では、管理者向けに発表された ChromeOS 149 の主な変更点や、今後のアップデート予定について解説します。

目次

ChromeOS 149 の主な変更点

ChromeOS 149 では、デバイスの管理やサポートに役立ついくつかの機能が追加されます。

管理対象 ChromeOS デバイスの位置特定

新しいリモートの位置特定コマンドを使用することで、管理者は紛失または盗難に遭ったハードウェアの保護と回収をより適切に行うことができるようになります。 

管理コンソールから ChromeOS デバイスを無効にする際、管理者は位置追跡を有効にするオプションを選択できます。これにより、デバイスがインターネットに接続した時点で、管理コンソールからおおよその位置を検出することが可能になります。

ユーザーのプライバシーに配慮するため、位置情報が共有されていることは、明確な通知とロック画面のメッセージでユーザーに知らされます。また、位置データは 24 時間のみアクセス可能であり、その後は期限切れとなります。

診断アプリの接続トラブルシューティング

ChromeOS 147 のリリースノートでも予告されていましたが、ChromeOS に組み込まれている診断アプリに、新しい接続トラブルシューティング機能が追加されます。

この機能により、ユーザーはあらかじめ定義された Google サービスのリストに対する接続問題(特定の Google サービスにアクセスできない等)を診断できるようになります。

診断アプリを開くには、Ctrl + 検索 + Esc のキー操作を使用します。 

ユーザー補助機能の設定の同期

ChromeOS 149 より、以下のユーザー補助機能の設定 (アクセシビリティ機能) の同期が導入されます。

  • アニメーションを減らす
  • 字幕のカスタマイズ設定

この機能により、新しいデバイスをセットアップする際に古いデバイスの設定が引き継がれ、設定の手間を省くことができます。

管理対象ユーザーの場合、管理者は SyncTypesListDisabled ポリシーに Accessibility/preferences オプションを追加することで、この設定の同期を制御できます。

個人ユーザーの場合は、[設定] > [プライバシーとセキュリティ] > [同期と Google サービス] > [同期する内容の管理] から設定することができます。

今後の変更点

リリースノートでは、今後の ChromeOS バージョンで予定されている変更についても言及されています。 

ChromeOS 150 以降の機能強化

ChromeOS 150 では、ログイン画面での予期しない再認証要求を減らすため、再認証メカニズムの信頼性が向上します。

また、管理者は Chrome Enterprise および Education ユーザーに対して、ローカルの PIN とパスワードの設定を許可できるようになり、パスワードレスに近いスムーズなサインインが可能になります。

独立したウェブアプリ (Isolated Web Apps) の手動インストール (ChromeOS 150)

ChromeOS 150 より、ユーザーが独立したウェブアプリ (Isolated Web Apps : IWA) を手動でインストールできるようになります。

独立したウェブアプリ (IWA) とは、既存のウェブ技術をベースにしつつ、通常のウェブアプリよりも高いセキュリティと独立性を持たせたアプリケーションモデルです。オフラインでも安全に動作するように署名付きでパッケージ化されており、ネイティブアプリのようにシステムと深く連携する機能を安全に利用できる仕組みとなっています。

管理者はIsolatedWebAppUserInstallationEnabled ポリシーを使用してこの機能を制御できます。

設定を行うには、Google 管理コンソールを開き、[デバイス] > [Chrome] > [アプリと拡張機能] > [ユーザーのアプリ設定] > [Isolated Web App Installation] に移動します。

独立したウェブアプリの枠なし表示モード (ChromeOS 150)

ChromeOS 150 では、IWA の表示領域をウィンドウ全体に拡張する、枠なし表示モードが導入されます。

通常はタイトルバーやシステムウィンドウコントロール用に予約されている上部の領域なども含まれるため、開発者はアプリケーションの視覚的なレイアウトを完全に制御でき、独自のウィンドウデザインなどを適用できるようになります。

マウスカーソルの色反転オプション

マウスカーソルのサイズや色を変更する既存の機能に加え、カーソルの下にあるコンテンツの色を反転させる新しいカラーオプションが追加されます。

大きなカーソルサイズを使用している状態でも、下にある文字やコンテンツが隠れずに視認できるようになります。

ChromeOS 150 に次期 LTC リリースを含む予定

2026 年 7 月 21 日のリリースが予定されている ChromeOS 150 には、次回の LTC (Long-term Support Candidate) リリースが含まれます。

一部の ChromeOS Flex デバイスのアップデートをブロック (ChromeOS 150)

以前から告知されている通り、ChromeOS 150 以降、Chrome ブラウザの最小要件を満たすことができない一部の古いデバイスに対して、アップデートがブロックされるようになります。

影響を受けるのは以下のハードウェアを搭載したデバイスです。

  • 2010 年以前の Intel および AMD グラフィックス
  • 2014 年以前の Nvidia グラフィックス

この変更は Google が認定している ChromeOS Flex 認定デバイスには影響しません。

リリース番号規則の変更 (ChromeOS 154)

ChromeOS 154 より、ChromeOS のリリース間隔は 4 週間のままですが、リリース番号は 1 ずつではなく 2 ずつ増加するようになります。これは、Chrome ブラウザの新しい 2 週間のリリース間隔に合わせた変更です。 

LTS チャンネルを利用している顧客の場合、LTS のリリース間隔は 6 ヶ月のまま変更ありませんが、バージョン番号は 12 ずつ増加することになります。

まとめ

ChromeOS 149 ではデバイス管理やサポート機能が強化されるほか、ChromeOS 150 以降では古いデバイスのサポート終了など重要な変更が予定されています。

管理者は影響を受ける ChromeOS Flex デバイスの有無などを確認し、詳細は Google 公式ヘルプページ「Chrome Enterprise and Education release notes」を参照してください。

なお、ChromeOS 149 安定版のリリースは 2026 年 6 月 16 日が予定されています。

Advertisement

Google 検索で最新記事を見つけやすく!

「優先するソース」に追加すると、検索結果や AI 検索で HelenTech が表示されやすくなります。


Google 検索 優先ソースに登録

尾村 真英
Technical Writer
HelenTech を運営している 尾村 真英 です。これまでに 50 台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動し、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

HelenTech の最新情報をフォロー

Google ニュース リンクバナー
目次