Google は 2026 年 6 月 17 日 (現地時間)、Chromebook などのサポートされる ChromeOS デバイスおよび ChromeOS Flex デバイスに向けて、ChromeOS 149 安定版 (Stable) へのメジャーアップデートの展開を発表しました。
今回のアップデートにより、Chrome ブラウザのバージョンは 148.0.7778.263 から 149.0.7827.153 へ、プラットフォームのバージョンは 16640.61.0 から 16667.47.0 へと更新されます。
記事執筆時点では、筆者の所有する複数の Chromebook / Chromebook Plus / Chromebox でアップデートの受信を確認しており、サーバー側のアップデート状況でも対象となるほとんどのデバイスに展開されています。
- 2026 年 7 月 7 日: 2 回目のマイナーアップデート (149.0.7827.232) が展開されました。
- 2026 年 6 月 27 日: 1 回目のマイナーアップデート (149.0.7827.226) が展開されました。
- 2026 年 6 月 25 日: Google が ChromeOS 149.0.7827.153 におけるセキュリティ修正の内容を公開しました。これに合わせ、記事内のアップデート内容を更新しました。
アップデートの内容
今回公開されたリリースノートには、Chrome ブラウザおよび ChromeOS 固有のセキュリティ修正として、合計 370 件の脆弱性が修正されています。
修正された脆弱性のうち、最も深刻度が高い「Critical」とされる問題が 26 件含まれており、詳細は以下のとおりです。
深刻度「Critical」の脆弱性
- CVE-2026-10881 : ANGLE における境界外読み取りおよび書き込み
- CVE-2026-10882 : Network における解放後使用
- CVE-2026-10883 : ANGLE における境界外書き込み
- CVE-2026-10884 : Chromecast における解放後使用
- CVE-2026-10886 : FileSystem における解放後使用
- CVE-2026-10888 : Cast Streaming における解放後使用
- CVE-2026-10889 : ANGLE における境界外読み取り
- CVE-2026-10890 : Cast における解放後使用
- CVE-2026-10891 : GFX における解放後使用
- CVE-2026-10893 : Chromoting における解放後使用
- CVE-2026-10894 : Printing における解放後使用
- CVE-2026-10895 : Ozone における解放後使用
- CVE-2026-10897 : GPU における境界外書き込み
- CVE-2026-10898 : GPU におけるスタックバッファオーバーフロー
- CVE-2026-10899 : Ozone における解放後使用
- CVE-2026-10902 : Ozone における解放後使用
- CVE-2026-11628 : Ozone における解放後使用
- CVE-2026-11629 : Ozone における解放後使用
- CVE-2026-11630 : File Input における解放後使用
- CVE-2026-11632 : TabStrip における解放後使用
- CVE-2026-11638 : Printing における解放後使用
- CVE-2026-11640 : libyuv における整数オーバーフロー
- CVE-2026-11642 : Web Apps における解放後使用
- CVE-2026-11643 : Proxy における解放後使用
- CVE-2026-11644 : Views(Linux/X11)における解放後使用
- CVE-2026-12008 : 解放後使用
このほかにも、V8 エンジンや WebRTC、Dawn、Skia などのコンポーネントにおいて、サードパーティ製の修正を含めて深刻度「High」が 112 件 、「Medium」が 163 件、「Low」が 69 件修正されています。
非常に多数の深刻な脆弱性が対処されているため、早めのアップデート適用を推奨します。
なお、ChromeOS 固有のシステムコンポーネントに対するバグ修正(ChromeOS Vulnerability Rewards Program)は今回報告されていません。


ユーザー向けの変更点
Google からユーザー向けの変更点についての案内はありませんが、管理者向けリリースノートに記載されているように、「診断」アプリに新たに接続のトラブルシューティング機能が追加されました。
この機能の追加は筆者のデバイスでも確認できており、ユーザーはあらかじめ用意されている Google サービスへの接続問題を診断できるようになるため、特定のサービスにアクセスできないといった原因を特定しやすくなります。


また、これまで診断アプリの [接続] にアクセスすると自動的にテストが開始されていましたが、新たに [テストの停止] / [再実行] ボタンが追加され、テストの内容も表示されるようになりました。
このほか、ユーザー補助機能の設定 (アニメーションを減らす、字幕のカスタマイズ設定) の同期機能が追加されました。ただし、特定の設定項目はなく、[設定] > [プライバシーとセキュリティ] > [同期と Google サービス] > [同期する内容の管理] 内の [設定] で一律で管理されます。
発生している問題について
ChromeOS 149 へのメジャーアップデートにあたり、現時点ではユーザーに影響を与えるような大きな問題や動作の不安定さは報告されていません。実機での検証においても、基本的な操作やアプリの動作に問題は見られませんでした。
一方で、以前から一部のモデルに発生している「Google Meet が新しいタブページに移動したときに、ピクチャーインピクチャーが開かない」という問題がまだ継続しています。
ChromeOS 149 で新たに発生した問題や、継続して報告されている問題については、以下の記事をご覧ください。
もし、アップデート後に一般的なトラブルシューティングで解決できない問題が発生した場合は、以下の手順で Google にフィードバックを送信してください。
- [設定] > [ChromeOS について] > [フィードバックを送信] または
Alt+Shift+I
まとめ
今回のアップデートはすべてのデバイスに同時に配信されるわけではないため、まだ通知が届いていない場合は、数日ほど待つと順次配信されます。組織で管理されているデバイスの場合は、管理者がアップデートを制限していることもあります。
アップデートを手動で確認するには、[設定] > [ChromeOS について] に移動して、[アップデートを確認] を実行してください。
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