2026 年 7 月は、今秋の発売に向けて開発が進む Googlebook の第 1 弾モデルに関する新情報や、専用 AI 機能「Magic Pointer」の動作メカニズムが判明するなど、次世代デバイスに向けた動きが大きく進展した 1 ヶ月でした。
また、ChromeOS 150 安定版の展開と、それに伴う一部機種での不具合なども報告されています。
この記事では、2026 年 7 月に HelenTech でお伝えした Chromebook および Googlebook 関連の主なニュースをまとめてお届けします。
Googlebook 第 1 弾モデル(5社・全6機種)
2026 年秋にリリースされる Googlebook の第 1 弾モデルは、Acer、ASUS、Dell、HP、Lenovo の 5 社から合計 6 機種が登場する予定です。
搭載プロセッサは、Intel Core Ultra(Series 3)、Qualcomm Snapdragon X Elite、MediaTek Kompanio Ultra の 3 種類に分かれています。各メーカーのデバイス名称と判明している仕様は以下の通りです。
- ASUS Googlebook CX9406 (Lapis):Intel Core Ultra 7 と 64GB RAM を搭載する構成
- Acer Googlebook 14 GP714-91N (Moonstone):Intel Core Ultra 5 または 7 と、14 インチ OLED を搭載する構成
- Lenovo Googlebook i (15”, 12) / 15IPH12 (Ruby):Intel Core Ultra 5 と 15.3 インチの高解像度ディスプレイを搭載
- HP Googlebook 14c (Quartz):Qualcomm Snapdragon X Elite を搭載する構成
- Dell XPS 13 DX13267 (Mica):Qualcomm Snapdragon X Elite を搭載する 13 インチモデル
- Lenovo Googlebook Duet m (13”, 11) (Sapphire):MediaTek Kompanio Ultra 910 (MT8196) を搭載する 13 インチタブレット
また、Lenovo からは専用スタイラスペン「Lenovo Pen Pro for Googlebook」と、専用 AI キーを備えたマウス「AI Mouse M830」の FCC 申請も確認されており、周辺機器のエコシステム構築も進んでいます。
専用 AI 機能「Magic Pointer」の詳細と動作の仕組み
Magic Pointer は、ユーザーが画面上で選択した内容を Gemini が解釈し、「理解」「変換」「発想」「実行」の 4 つのカテゴリから状況に応じた最適なアクションを提案する仕組みです。
アプリの APK 解析により、Gemini 単体で完結できない提案(例:外部アプリの起動など)はあらかじめ除外される設計になっていることが判明しました。
また、この Magic Pointer は Google Play ストアに単独アプリとして公開されました。これにより、OS(Aluminium OS)本体のメジャーアップデートを待たずに、AI 機能のみを更新することが可能になります。
ChromeOS 150 安定版のリリースと報告されている不具合
ChromeOS 150 安定版の展開が開始された一方で、ユーザーの同意なしに「自動更新期限の延長アップデート」が適用されてしまい、結果として一部の古い Chromebook から Google Play ストアと Android アプリが消えるという不具合が報告されています。
本来、自動更新期限の延長はユーザーの任意であり、有効にした場合のみ Android 機能が無効化される仕様です。過去にも「Hana」ベースの Chromebook で同様のバグが発生しており、現在 Google のエンジニアが調査を開始しています。
久々に Chromebox の登場
ASUS がグローバルで「ASUS Chromebox 6a」を発表しました。このデバイスには Intel 第 14 世代の Core 3 100U / 5 120U / 7 150U と 8GB RAM を搭載しています。
基本的なデザインや特徴は前世代 Chromebox 5a から変わっていませんが、CPU の変更にともない Wi-Fi 7 と Bluetooth 5.4 がサポートされるようになりました。
次世代 Googlebook 開発ボード(Penghu、Hekla、Annite)の動向
第1弾リリース以降に登場する次世代モデルに向けて、Intel Nova Lake 搭載の「Penghu」、Intel Wildcat Lake 搭載の「Hekla」、Snapdragon X 搭載の「Annite」という 3 つの新たな開発ボードが確認されました。
- Penghu(Intel Nova Lake 搭載):Acer 製の「Moonstone」の設計をベースにした兄弟機となる可能性が高い
- Annite(Qualcomm Snapdragon X 搭載):Dell 製とみられる「Mica」の設計を直接コピーして構築されており、短期間でのラインナップ拡充を狙った派生モデルと推測
- Hekla(Intel Wildcat Lake 搭載):手頃な価格帯を狙う「Ocelot」シリーズの 5 つ目のボードとして開発がスタート
実機レビューなど
今月は Works with Chromebook 認証を取得したロジクール初の折りたたみ式マウス「Logicool Mobi Fold」の実機レビューを公開しました。コンパクトで携帯性に優れ、ChromeOS 標準機能でボタンのカスタマイズが可能な点が魅力です。
このほか、7 月には Amazon プライムセールなどが開催されており、一部の Chromebook が最安値クラスでお買い得となっていました。
HelenTech では今後も、Chromebook のアップデート状況や新機種の動向、Googlebook に関する情報を定期的にお伝えしていきます。
また、Googlebook と Aluminium OS の情報だけを知りたい方は、新しく立ち上げた専門メディア「GbookHub」をチェックしてください。












