2026 年 5 月には、Google が新デバイスカテゴリ「Googlebook」を正式に発表し、Kompanio 540 を搭載した一般ユーザー向けの Chromebook の国内発売、ChromeOS 148 安定版のリリースなどが行われました。
この記事では、5 月に HelenTech でお伝えした Chromebook 関連の主なニュースをまとめます。
Googlebook の正式発表と今後の Chromebook
5 月の最大のニュースは、Google による Chromebook の後継カテゴリとなる Googlebook の正式発表です。
Googlebook は Android をベースとした新しい OS (暫定的に Aluminium OS と呼ぶ) を採用し、秋に第 1 弾モデルが 5 社から発売される予定です。また、対応チップは Intel、Qualcomm、MediaTek の 3 社となることが明らかになりました。
一方で、Google は既存の Chromebook のサポート継続を改めて明言し、Googlebook 登場後も、自動更新ポリシーの期限までアップデートが配信され、企業や教育機関向けのサポートも段階的なアプローチで維持されます。
- Google が「Googlebook」を正式発表。Chromebook の後継カテゴリ、5社から今秋発売へ
- Googlebook、対応チップは Intel、Qualcomm、MediaTek の3社。初期モデルは超プレミアムに
- Googlebook 正式発表後も Chromebook は継続。Google が改めて明言した 10 年サポートと移行方針
- Google、企業・教育向け Chromebook の継続方針を発表。Googlebook への移行は段階的に
なお、Googlebook の正式発表にともない、これまで開発が進められているハイエンド Chromebook が Googlebook になる可能性が高まりました。以下の記事では、Googlebook 候補の開発中のデバイスについてまとめています。
国内向けの Chromebook 新機種発表・販売情報
日本国内では、MediaTek Kompanio 540 を搭載した Chromebook が多数発表されました。
ASUS JAPAN は一般ユーザー向けに 12.1 インチのタブレットモデル ASUS Chromebook CM32 Detachable を正式に発表し、4G-LTE(eSIM)対応モデルの販売も開始しました。同モデルについては、実機レビューも投稿しています。
- 「ASUS Chromebook CM32 Detachable」が日本で正式発表。Kompanio 540、12.1 インチ・2.5K・120Hz 搭載
- 「ASUS Chromebook CM32 Detachable」の実機レビュー。前世代から大型化・性能向上も軽さを維持。eSIM 対応もあり
さらに、ASUS は Chromebook CM14 (CM1405) と CM15 (CM1505) も発表しており、デル・テクノロジーズからも教育市場向けに 11 インチと 14 インチの 3 機種が発表されています。
- 「ASUS Chromebook CM14 / CM15」も日本で正式発表。Kompanio 540 搭載の 14インチ・15.6インチモデル
- Dell、Kompanio 540 搭載の Chromebook を 3 機種発表。11インチと14インチの教育市場向け
また、今回の Kompanio 540 搭載モデルの国内発表に合わせて、購入できるモデルのまとめ記事を作成しました。
海外市場で登場した Chromebook の情報
海外市場では、Kompanio 540 を搭載した「ASUS Chromebook CM14 (CM1406)」が発表されました。
このモデルは国内で販売されたモデルから一部仕様がアップグレードされており、本体も薄型化・軽量化していることが特長です。こちらのモデルの国内投入については不明ですが、5 月に開催された「教育総合展 (EDIX) 東京」の ASUS ブースに実機が展示してあったため、今後登場する可能性があります。
- ASUS が Kompanio 540 搭載 Chromebook CM14(CM1406)を海外発表。CES から仕様変更
- 「EDIX 東京 2026」で見つけた Chromebook のまとめ。ASUS の一般向け展開に期待
このほか、Lenovo が Kompanio 540 を搭載する「Lenovo Chromebook m 15”」の投入を準備していることなどが確認されました。
次世代デバイス・プロセッサの開発状況
次世代に向けたプロセッサや OS の情報も複数出ており、たとえば MediaTek は Googlebook 向けチップに Dimensity ブランドを採用することを発表しました。
このほかにも Samsung が Exynos 2800 の Chromebook 向けバリエーションを開発中であることや、Aluminium OS の動作映像、新機能のリーク情報も報じられています。
- MediaTek が Googlebook 向けチップに Dimensity ブランドを採用。Chromebook 向け Kompanio から刷新
- Samsung が Exynos 2800 の Chromebook 版を開発中か。2028年投入との噂
- Aluminium OS の動作映像がリーク。仮想デスクトップや Link to iOS など新機能が明らかに
- Aluminium OS 向け「Desktop Exclusive」壁紙の 4 種類が新たに判明
- 「Pixel スクリーンショット」のデスクトップ版が Play ストアから発見。Aluminium OS への搭載を示唆
- Panther Lake 搭載 Googlebook「Felino」、出荷記録で 16インチ / 32GB / 1TB 構成が改めて確認
また、Aluminium OS に関するまとめ記事も公開しています。
ChromeOS 148 へのアップデートと不具合情報
5 月は予定どおりに ChromeOS 148 安定版へのメジャーアップデートが展開され、深刻度 Critical の修正を含む 150 件のセキュリティ脆弱性が修正されました。
また、一部のデバイスでオンライン会議がクラッシュする問題などが報告されており、Google が対応にあたっています。管理者向けには証明書プロビジョニングの移行期限が改めて案内されました。
- Google、Chromebook 向け ChromeOS 148 安定版をリリース。「Critical」を含む150件の脆弱性が修正
- ChromeOS 148 に 1 回目のマイナーアップデート (148.0.7778.214) が展開
- ChromeOS 148 安定版で報告された問題および修正状況まとめ
- Google、ChromeOS 148 の管理者向けリリースノートを公開。証明書プロビジョニングの移行期限を改めて案内
設定や解説記事
設定や活用に役立つ情報として、誤操作によるログアウトを防ぐキーボードショートカットの無効化方法や、タスクマネージャーの使い方を解説しました。また、Googlebook の登場を控えた現在でも用途次第では Chromebook を選ぶ価値がある理由を解説する記事も公開しています。
- Chromebook で「タスクマネージャー」を開く方法と基本的な使い方
- Chromebook で「Ctrl + Shift + Q」を無効にする方法。誤操作によるログアウトを防ぐ設定手順
- Googlebook が来ても Chromebook をいま選ぶ理由。ブラウザメインならむしろあり
まとめ
Googlebook という新しいデバイスカテゴリが提示されましたが、ブラウザベースの作業を主体とするユーザーにとって従来の Chromebook が持つ利便性は変わりません。
国内市場では Kompanio 540 搭載機の選択肢が広がり、引き続き新しい Chromebook の登場が見込まれます。
6 月以降も Aluminium OS の続報や国内向け新機種の動向を引き続きお伝えします。








