今回の記事では、2026 年 5 月 13 日から 15 日までの期間、東京ビッグサイト(東京国際展示場)で開催された「教育総合展 EDIX 東京 2026」への参加レポートとして、新しく見つけた Chromebook (デバイス) の情報をお届けします。
2026 年の EDIX は、昨年からさらに AI サービスを中心とした活用提案へとトレンドが移っており、Chromebook 自体は落ち着きを見せていました。
しかし、学生・生徒向けというよりも教職員向けのデバイスとして、ASUS、HP、Lenovo では国内向けに新しいデバイスが展示されており、とくに ASUS は教育・法人だけでなく今後一般ユーザー向けにも期待ができることが確認できました。
2026 年 5 月 24 日: ASUS Chromebook CM32 Detachable のレビューを公開しました。詳しくは以下の記事をご覧ください。
ASUS Chromebook CM32 Detachable
今回、ASUS のブースでは事前に予告されていたように、Kompanio 540 を搭載した 12.1 インチモデル「ASUS Chromebook CM32 Detachable」が展示されていました。




この「Chromebook CM32 Detachable」は、キーボードとキックスタンド付きカバーを備えたタブレットタイプとなっており、過去の Detachable シリーズの 10 インチ台から一回り大きい 12.1 インチを採用しています。
しかし、ベゼルの幅などもスリムになっていたり、薄型・軽量化が進んでいるため、見た目にそこまで大きさを感じませんでした。
また、これまでは本体収納式 USI スタイラスペンを採用していましたが、背面にマグネットで脱着・充電できる方式に変更されており、ペン自体も Apple Pencil ライクのデザインと書き心地になっています。




加えて、今回は教育向けバージョンとなっているため、キックスタンド付きカバーは生徒が勝手にケースを外せないようにネジ止めできる、堅牢性を重視したタイプに変更されていました。
キーボードについては、ASUS らしい日本語配列を採用していますが、本体サイズが大きくなったことでキーにゆとりができており、多少の改善が期待できます。さらに、キーボードと本体を接続するコネクタ部分が補強されており、折りたたみ時に内部のケーブルのダメージを抑えるような仕組みが採用されています。




現時点では国内向けの正式発表はありませんが、もうまもなく発表の予定で、今後一般ユーザー向けの投入も検討されています。
なお、スペックについては海外発表時点で紹介していますので、詳しくはそちらの記事をご覧ください。
ASUS Chromebook CM14 (CM1406)
今回の ASUS ブースでは、5 月初めに海外で発表された新しい「ASUS Chromebook CM14 (CM1406)」も展示されていました。


このモデルは、Kompanio 540 を搭載しており、今年初めの CES 2026 で発表された「Chromebook CM14 (CM1405)」から大幅な改善が加わったモデルです。
サンプル機のデモ展示ということで、CPU / RAM / ストレージ / ディスプレイの仕様・構成に変更が加わる可能性があるものの、デザインは確定しているとのことで、従来の CM14 よりもさらにスタイリッシュで扱いやすくなっており、使い勝手の改善が期待できます。
ただし、現時点では国内投入の時期は未定と言われてしまいました。
HP Elite 6 G2i 14 inch Chromebook Plus
日本HPのブースでは、今年 4 月後半に突如ラインナップに追加された「HP Elite 6 G2i 14 inch Chromebook Plus」が展示されていました。


担当に聞いたところ、現時点でもあえてプレスリリースなどは出しておらず、基本的には法人・教育向けモデルとして問い合わせで対応するとしています。
今回の展示では、タッチ非対応ディスプレイのモデルが展示されていましたが、しっかりとした筐体と豊富なポート、シルバーの落ち着いたデザインなどビジネス向けとして安心できる仕上がりでした。
スペックなどは以下の記事でも紹介していますが、ChromeOS Enterprise Upgrade のバンドルや HP eSIM Connect に対応するモデル、最大 32GB RAM、2,560×1,600 の高解像度など豊富なカスタマイズがある点も特長です。なお、英語配列キーボードも選択できることも確認しました。
Lenovo Chromebook i (14”, 11)
Lenovo からは、今年 1 月に海外で発表された Intel Core プロセッサを搭載する 14 インチモデル「Lenovo Chromebook Plus i (14″, 11)」が展示されていました。


このモデルは、国内向けにプレスリリースは出されていませんが、日本語配列を備えてすでに教育・法人向けに販売が開始されています。
また、この他には昨年一般ユーザー向けに発売されている Kompanio Ultra 910 を搭載した「Lenovo Chromebook Plus Gen 10」なども置いてありました。
Dynabook Chromebook C11
Dynabook では、昨年後半にプレスリリースもなくラインナップに追加されていた、Dynabook の教育向け 11.6 インチモデル「Dynabook Chromebook C11」も展示されていました。




このモデルは、2024 年に発表されたデタッチャブル・タブレットタイプの「Dynabook Chromebook C70」を、一般的なノートパソコンスタイル(クラムシェルタイプ)に切り替えたようなモデルです。
コンパクトながら素直な日本語配列キーボード、堅牢性を重視しつつ比較的軽めなデザイン、本体収納式 USI ペンなどを備えており、教育向けのエントリーモデルとして良い 1 台です。
まとめ
今年の EDIX 東京 2026 では、Chromebook の出展は減っていましたが、教職員向けの高性能モデルを中心にシフトしていました。生徒・学生向けのモデルもいくつかはありましたが、最新モデルの投入はなく、昨年から引き続きのモデルが中心でした。
HP と Lenovo は教育・法人に限定されますが、ASUS に関しては一般ユーザー(コンシューマー)への展開も前向きに検討されているため、今後のリリースに期待です。
また、昨年は新モデルを投入していた Acer やデル・テクノロジーズが EDIX で出展していないという変化もありました。
しかし、Google が先日発表した ChromeOS と Android の統合プロジェクト「Aluminium」をベースとした新しい「Googlebook」カテゴリでは、Acer も Dell も初期パートナーとして紹介されているため、Google との連携は引き続き進められていることが示されています。
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