MENU

HelenTech の最新記事を、検索結果や Google ニュースで見つけやすくなります。


Google 検索 優先ソースに登録

Google ニュース リンクバナー

ChromeOS LTS 144 マイナーアップデート (144.0.7559.259) が展開。52 件の脆弱性を修正

当サイトは Google Adsense、Amazon アソシエイト等 アフィリエイト広告を利用して収益を得ています.
ChromeOS LTS 144 マイナーアップデート (144.0.7559.259) が展開。52 件の脆弱性を修正
Advertisement

Google は 2026 年 8 月 10 日 (現地時間)、安定性を重視する長期サポートチャンネル (Long-term Support : LTS) を利用している ChromeOS デバイスに対し、ChromeOS LTS 144 の新たなマイナーアップデートの配信を開始しました。

今回のアップデートにより、ブラウザバージョンは 144.0.7559.259、プラットフォームバージョンは 16503.92.0 へと更新され、LTS 環境を設定している Chromebook や ChromeOS Flex デバイスには今後順次アップデートが展開されます。

目次

セキュリティ修正の内容

Advertisement

今回のマイナーアップデート (144.0.7559.259) は、システムの安全性を維持するためのセキュリティ修正を目的としています。

公開されたリリースノートによると、深刻度が「Critical (致命的)」と評価された 2 件、「High (高)」と評価された 48 件、「Medium (中)」と評価された 2 件の、合計 52 件の脆弱性に対する修正が行われています。

深刻度 : Critical (致命的)

以下は修正された深刻度 Critical の脆弱性です。

  • CVE-2026-19157 : ANGLE における Out of bounds write
  • CVE-2026-17650 : Compositing における Use after free
Advertisement

グラフィックス処理を担う ANGLE や画面描画に関わる Compositing コンポーネントにおける脆弱性が修正されています。メモリ管理の不備 (Use after free) や境界外書き込み (Out of bounds write) を突かれることで、システムの予期せぬ動作や任意のコード実行を引き起こされるリスクに対処しています。

以下は修正された深刻度 High および Medium の脆弱性の内容です。

深刻度 : High (高)

  • CVE-2026-19141 : Resources における Use after free
  • CVE-2026-13281 : Mojo における Integer overflow
  • CVE-2026-19155 : Payments における Use after free
  • CVE-2026-19175 : Payments における Use after free
  • CVE-2026-12446 : Passwords における不十分なデータ検証
  • CVE-2026-19153 : Workers における信頼できない入力の不十分な検証
  • CVE-2026-19166 : Web Authentication における Use after free
  • CVE-2026-15123 : DOM における不十分なデータ検証
  • CVE-2026-17680 : Color における Heap buffer overflow
  • CVE-2026-12460 : File System Access における不十分なポリシー施行
  • CVE-2026-9126 : DOM における Use after free
  • CVE-2026-12456 : Extensions における信頼できない入力の不十分な検証
  • CVE-2026-12459 : Serial における不適切な実装
  • CVE-2026-15905 : Aura における Use after free
  • CVE-2026-15127 : WebGL における不適切な実装
  • CVE-2026-17657 : Navigation における Use after free
  • CVE-2026-15118 : Input における Use after free
  • CVE-2026-15108 : Extensions API における Integer overflow
  • CVE-2026-15116 : Actor における Use after free
  • CVE-2026-12451 : DigitalCredentials における Use after free
  • CVE-2026-12015 : Use after free
  • CVE-2026-15902 : Cast における Use after free
  • CVE-2026-15119 : GetUserMedia における不適切な実装
  • CVE-2026-15121 : WebRTC における Use after free
  • CVE-2026-13031 : Blink における Use after free
  • CVE-2026-13036 : Blink における Use after free
  • CVE-2026-16805 : Blink における Use after free
  • CVE-2026-13853 : Journeys における Use after free
  • CVE-2026-15111 : Views における Use after free
  • CVE-2026-12017 : サブフレームエラーページにおける信頼できない入力の不十分な検証
  • CVE-2026-13023 : GPU における Uninitialized Use
  • CVE-2026-13026 : Digital Credentials における Use after free
  • CVE-2026-13024 : Navigation における信頼できない入力の不十分な検証
  • CVE-2026-13854 : Ozone における Use after free
  • CVE-2026-12019 : Out of bounds write
  • CVE-2026-10970 : InterestGroups における信頼できない入力の不十分な検証
  • CVE-2026-19140 : GPU における Use after free
  • CVE-2026-15114 : Codecs における Out of bounds read and write
  • CVE-2026-19156 : Base における Heap buffer overflow
  • CVE-2026-16423 : UI における Use after free
  • CVE-2026-19159 : Views における Use after free
  • CVE-2026-11672 : GPU における Out of bounds write
  • CVE-2026-12455 : Tab Strip における Use after free
  • CVE-2026-10956 : MimeHandlerView における Use after free
  • CVE-2026-11691 : New Tab Page における信頼できない入力の不十分な検証
  • CVE-2026-12012 : Use after free
  • CVE-2026-11684 : Network における不十分なポリシー施行
  • CVE-2026-12014 : Use after free

深刻度 : Medium (中)

  • CVE-2026-15107 : IndexedDB における Use after free
  • CVE-2026-15778 : Navigation における信頼できない入力の不十分な検証

ブラウザのレンダリングエンジンである Blink や GUI フレームワークの Aura、Ozone、GPU 関連など、多岐にわたるコンポーネントでセキュリティの不備が修正されています。

Advertisement

LTS チャンネルを利用している企業や教育機関の管理者は、安全な運用環境を維持するために早期のアップデート適用をおすすめします。

ChromeOS の LTS とは

ChromeOS では、更新頻度と安定性に応じて複数のチャンネルがあります。その中でも LTS (Long-term Support) は、企業や教育機関が安定した環境で長期間運用できるよう設計されたチャンネルで、約 6 ヶ月ごとに機能追加などを含むメジャーアップデートが行われます。

メジャーアップデートの間は、今回のような脆弱性修正を中心としたマイナーアップデートがあり、デバイスの安全性と安定性を維持できるようになっています。

なお、LTS の次期バージョン候補として LTC (Long-term Support Candidate) チャンネルも用意されており、管理者が事前に検証を行うことが可能です。

次回の ChromeOS LTS のメジャーアップデートは 2026 年 10 月 6 日に ChromeOS 150 への更新が予定されています。

Advertisement

「優先するソース」に追加すると、HelenTech の最新記事を検索結果で見つけやすくなります。

尾村 真英
Technical Writer
HelenTech を運営している 尾村 真英 です。これまでに 50 台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動し、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。
Googlebook と Aluminium OS だけを知りたい方に
Googlebook / Aluminium OS 専門メディア GbookHub
Googlebook だけを知りたい方に
Googlebook / Aluminium OS 専門メディア GbookHub

目次