Google は 2026 年 4 月 15 日(現地時間)、ChromeOS 147 の安定版に関する企業および教育機関の管理者向けのリリースノートを公開しました。
今回のアップデートでは、教育機関向けの「クラスツール (Class Tools)」 の管理機能強化や、証明書プロビジョニングの移行に関するリマインダーが含まれています。
また、今後のアップデートとして、診断アプリの機能追加や、一部の古いハードウェアを搭載した ChromeOS Flex デバイスに対するアップデートのブロックについても予告されています。
この記事では、管理者向けに発表された ChromeOS 147 の主な変更点や、今後のアップデート予定について解説します。
ChromeOS 147 の主な変更点
ChromeOS 147 では、管理者の監視能力を向上させる機能追加と、証明書管理の移行に関する案内が行われています。
「クラスツール」のアクティビティログ
管理者が利用状況を適切に把握できるようにするため、クラスツールでアクティビティログが生成されるようになりました。
この機能により、教師が生徒のデバイスに接続した際や、コンテンツの送信、生徒の画面確認など、製品内で行われた特定のアクションが記録されます。
生成されたログは既存の ChromeOS 監査基準に準拠しており、ドメイン内でのユーザーアクティビティの監視やトラブルシューティングの際に活用できます。
証明書プロビジョニングの移行
以前のリリースノートでも告知されていましたが、管理者は 2026 年末までに従来の証明書登録ソリューションから新しい Certificate Provisioning API への移行を完了する必要があります。
新しい API は ChromeOS 142 で導入済みであり、管理者は期限までに公式のヘルプページ等で移行手順を確認し、対応を進めることが求められます。
今後の変更点
リリースノートでは、今後の ChromeOS バージョンで予定されている機能追加やサポートの変更についても言及されています。
ChromeOS Diagnostics の接続トラブルシューティング機能(ChromeOS 149)
現在、ChromeOS にはネットワークやハードウェアの問題を調べるための「診断 (Diagnostics)」アプリが組み込まれていますが、ChromeOS 149 では、この診断アプリに新しい接続トラブルシューティング機能が追加される予定です。
これにより、特定の Google サービスにアクセスできないなどのネットワーク関連の問題が発生した場合に、定義済みの Google サービスリストに対する接続状況をテストし、原因の特定をスムーズに行うことができるようになります。
なお、ネットワーク診断は現時点も利用することができます。
一部の ChromeOS Flex デバイスのアップデートブロック(ChromeOS 150)
ChromeOS 150 以降、Chrome ブラウザの最小要件を満たすことができない一部の古いデバイスに対して、アップデートがブロックされるようになります。影響を受けるのは以下の要件に該当するハードウェアを使用しているデバイスです。
- 2010 年以前の Intel および AMD グラフィックス
- 2014 年以前の Nvidia グラフィックス
なお、この変更は認定済みの ChromeOS Flex デバイスには影響しません。
まとめ
ChromeOS 147 のアップデート自体は引き続き小規模なものですが、Chromebook とクラスツールを導入している教育現場にとっては、ログ機能の追加により運用時の状況把握がしやすくなります。
また、今後のアップデートで予定されている古いグラフィックスを搭載した ChromeOS Flex デバイスのサポート終了は、古い PC を再利用している組織に影響する可能性があります。
管理者は該当するデバイスの有無を確認し、今後の運用方針や入れ替えについて検討しておくことをお勧めします。
詳細については、Chrome Enterprise and Education release notes をご覧ください。
なお、ChromeOS 147 安定版のリリースは 2026 年 4 月 21 日に予定されています。
- 前回のリリースノート: ChromeOS 146 の管理者向けリリースノートが公開。ローカルカメラフォルダのポリシー追加など
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