ChromeOS 144 安定版がリリース。多数のセキュリティ修正、Gemini 統合や Class Tools 強化など

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ChromeOS 144 安定版がリリース。多数のセキュリティ修正や Gemini 統合、Class Tools 強化など
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Google は 2026 年 1 月 27 日(現地時間)、Chromebook などのサポートされる ChromeOS デバイスおよび ChromeOS Flex デバイスに向けて、ChromeOS 144 安定版(Stable)へのメジャーアップデートをリリースしました。

今回のアップデートにより、Chrome ブラウザのバージョンは  143.0.7499.203 から 144.0.7559.108 へ、プラットフォームのバージョンは 16463.79.0 から 16503.60.0 へと更新されます。

Chromebook の実機で確認した ChromeOS 144.0.7559.108 へのアップデート後のスクリーンショット

このアップデートには新機能だけでなく、多数のセキュリティ修正も含まれています。

目次

ChromeOS 144 の新機能と変更点

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公式リリースノートには記載がありませんが、すでに公開されている管理者向けリリースノートによれば、今回のバージョンでは主に以下の機能追加・変更が行われています。

  • Chromebook Plus への段階的な Gemini 統合: Chrome ブラウザ内でページ内容の要約や検索が可能に
  • Class Tools の強化: 教育現場向けにワイヤレス画面共有や注釈機能を追加
  • PWA プロトコルハンドラのサポート: PWA が特定のリンク(プロトコル)を処理可能に

これらの機能の詳細については、別途公開している管理者向けリリースノートの記事で詳しく解説していますので、そちらをご覧ください。

現時点では Chromebook Plus での Gemini 統合を確認することはできませんでした。ただし、関連するフラグ (Glic) は多数追加されています。

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この機能は段階的に展開されているため、デバイス・アカウント・ユーザーだけでなく、言語や国・地域による差があるものと考えられます。

セキュリティアップデートの詳細

機能追加の一方で、ChromeOS および Chrome ブラウザのセキュリティ修正も多数行われています。

今回は GPU ドライバ関連で深刻度「High」の修正が含まれており、対象デバイスを使用しているユーザーは特に注意が必要です。

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ChromeOS(システムコンポーネント)の修正

サードパーティコンポーネント(Linux カーネルやドライバ等)において、以下の修正が行われています。

  • CVE-2024-36325 (High): AMDGPU VCN JPEG コマンドプロセッサにおける脆弱性。
  • CVE-2025-6349 (High): Mali GPU の CSF キュー処理における解放済みメモリの使用(Use After Free)。
  • CVE-2025-21871 (Medium): OP-TEE RPC 処理におけるシステムハング(DoS)。
  • CVE-2024-36342 (Medium): GPU ドライバにおける入力検証不備。

特に AMD 製プロセッサや、MediaTek などの ARM 系プロセッサ(Mali GPU)を搭載した Chromebook では重要な修正となります。

Chrome ブラウザの修正

ブラウザ部分でも V8 JavaScript エンジンを中心に修正が行われました。

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  • CVE-2026-0900 (High): V8 における不適切な実装。
  • CVE-2026-0899 (High): V8 における範囲外メモリアクセス。

発生している問題について

記事執筆時点では、今回のメジャーアップデートに伴う大きな問題は報告されていません。今後、問題などが発生した場合には改めてお知らせします。

もしアップデート後に一般的なトラブルシューティングでも解決できない問題が発生した場合は、以下の手順で Google にフィードバックを送信できます。

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  • [設定] > [ChromeOS について] > [フィードバックを送信] または Alt + Shift + I

また、既知の問題について解消されたことが明示されているものはありませんでした。こちらも今後、追って報告します。

更新情報

以下は ChromeOS 144 のマイナーアップデートなどに関する情報です。

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2026 年 2 月 7 日 更新 : 1 回目のマイナーアップデート展開

ChromeOS 144 の 1 回目のマイナーアップデートが展開されました。いくつかの軽微なバグ報告が継続しているため、念の為に影響がないかを確認してください。

まとめ

ChromeOS 144 は、Chromebook Plus ユーザー向けの AI 機能強化などが含まれるものの、多くのユーザーにとっては GPU ドライバやブラウザエンジンの脆弱性修正がメインのアップデートとなります。

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特に AMD や Mali GPU 搭載機における深刻な脆弱性が修正されているため、セキュリティの観点からも早めの適用が推奨されます。

なお、アップデートはすべてのデバイスに同時に配信されるわけではなく、数日かけて順次展開されます。通知が届かない場合でもしばらく待つか、以下の手順で手動で確認してみてください。

  • [設定] > [ChromeOS について] > [アップデートを確認] 

管理されているデバイスでは、管理者がアップデートを制御している場合もあります。

記事執筆時点では、筆者の所有する Chromebook、Chromebook Plus、Chromebox など多数のデバイスでアップデートを確認できていますが、一部の機種(Core 3 100U 搭載モデル)はまだ展開されていませんでした。

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著者情報

尾村 真英のアバター 尾村 真英 Technical Writer

HelenTech を運営している 尾村 真英 です。これまでに 50 台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動し、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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