ChromeOS 150.0.7871.150 へとアップデートした一部の Chromebook において、Google Play ストアが表示されなくなり、Android アプリを利用できなくなるという問題が報告されています。
この問題は Reddit や IssueTracker で報告されていますが、報告されているデバイスを見ると「自動更新期限の延長アップデート」の対象であり、バグではなく意図通りの動作である可能性が高いことが分かりました。
しかし、なかには延長アップデートを許可していないにも関わらずアップデートが適用されたという報告と、Powerwash したら Play ストアが使えるようになったという報告もあるため、予定外の動作があった可能性も否定できません。
自動更新期限の延長アップデートとは
Chromebook などの ChromeOS デバイスは、デバイスのプラットフォームが最初にリリースされてから最大 10 年間 OS アップデートを受けることができます。
ほとんどのデバイスは自動的に更新されますが、一部の古いデバイスでは、10 年間のサポートを受けるためにユーザーまたは管理者が自動更新期限の延長を有効にする必要があります。
この対象となるのは 2021 年以前に発売された一部の ChromeOS デバイスで、自動更新の延長を有効にすることで、デバイスのアップデート提供期限を延長することができます。一方で延長を有効にした場合、Android 関連のすべてのデータがデバイスから削除され、Google Play ストアや Android アプリも利用できなくなります。
しかし、この判断はユーザーまたは管理者が任意で行うことができ、有効にしない場合は自動更新は継続されませんが、Android アプリと Google Play ストアを引き続き利用することができます。
アップデート後に Play ストアが消える
今回 Reddit や IssueTracker などで、ChromeOS 150.0.7871.150 に更新した後に Google Play ストアが削除され、Android アプリが使えなくなったことが報告されています。
報告されているデバイスの多くは、「自動更新期限の延長のサポート」の対象となっている「Grunt」ベースの Chromebook であることから、「自動更新期限の延長」が有効になったことで Play ストアや Android アプリが利用できなくなったと考えられます。
ところが、一部のユーザーは数日前から「延長セキュリティアップデートが利用可能」という通知が表示されるようになっていたものの、Android アプリの利用を継続するために有効にしなかったが、突然アップデートが適用されて消えたという報告しています。
また、別のユーザーも更新の延長に同意していないにも関わらず適用され、その後 Powerwash をしたら Play ストアが復活したという報告をしていることから、何らかの意図せぬ動作があった可能性も示されています。
意図せずアップデートが適用された可能性も
問題を報告しているユーザーは、「期限の延長」に同意していないとしており、強制的にアップデートが適用された後も同意を求める画面が表示されていることを示すスクリーンショットも共有しています。


このスクリーンショットを見ると、延長アップデートが適用されていないにも関わらず、OS バージョンが 150.0.7871.150 に更新されています。本来、延長サポートに同意しない限りは ChromeOS 149 で止まるはずです。また、このユーザーが LTC (長期サポート候補) を利用しているかは不明ですが、共有された詳細情報ではチャンネルが ltc-channel と表示されていました。
通常、ユーザーや管理者が延長アップデートを反映させたのであれば、この画面は表示されないはずです。同意画面が表示されたまま(同意せずに)適用されたとすれば、やはりアップデート側に何らかの問題があった可能性はあります。
ただし、過去に「Hana」ベースの Chromebook でも、延長アップデートを有効にしていないにもかかわらず Play ストアが削除される不具合が発生し、Google がバグとして対応したことから、今回も同様の問題が再発した可能性が考えられます。
まとめ
Android アプリの削除自体は延長サポートの仕様通りですが、ユーザーの明示的な同意がないままこのアップデートが適用されてしまうこと自体は、配信側の不具合である可能性が高いです。
特に Android アプリ (Play ファイル) 内にローカル保存されていたデータは、事前の警告やバックアップの猶予がないままアプリごと削除されるため、意図せず削除された場合、ユーザーへの影響は大きいと言えます。
現時点で Google からの公式なコメントや対応は明らかにされていません。











