【2025年】 Chromebook のおすすめモデルを使用歴7年以上の管理人が紹介

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この記事では、日本国内で販売されている Chromebook のなかから、最新モデルを中心におすすめの Chromebook を紹介しています。

更新情報

2025 年 7 月 25 日 更新: Kompanio Ultra を搭載した「Lenovo Chromebook Plus Gen 10」の販売開始に伴い、おすすめの Chromebook を一新しました。

Chromebook とは、Google が開発した Chrome OS を搭載したノートパソコンのことで、Windows や mac OS とはまた違う第 3 のパソコンです。Chrome OS を搭載した機種は様々なメーカーから登場しており、いまでは低価格なものから高機能・高性能なモデルまで幅広くラインナップされているのが特長です。

エントリーモデルからスタンダードモデル、ハイエンドモデルと多数の選択肢がありますが、価格帯で言えば 5 万円前後で販売されている Chromebook が日本で販売されている Chromebook の主流となります。ここでは価格で分けずに性能と機能からスタンダード、ハイスペック (Chromebook Plus) と 2 つのカテゴリーに分けて、それぞれのおすすめ機種をまとめます。

ちなみに、筆者はこれまでに 50 以上の Chromebook 実機を試しており、Professional ChromeOS Administrator や Google Workspace の基礎資格などの資格も取得、Google Workspace と合わせて Chromebook も 2015 年頃から業務利用しているため経験と知識はあると自負しています。

目次

スタンダードモデル

Lenovo IdeaPad Flex 3i Chromebook Gen8

「Lenovo IdeaPad Flex 3i Chromebook Gen 8」は 2023 年 7 月に国内投入を発表した新しいモデルで、アスペクト比 16:10 の WUXGA (1920×1200) 解像度を採用した 12.2 インチディスプレイ、新しい Intel N100 プロセッサを搭載していることが特長です。

4GBRAM と 64GB eMMC 5.1 ストレージを搭載するエントリーモデルですが、Wi-Fi 6 サポートや HDMI ポートを備え、バッテリー駆動時間は最長 12 時間、重さも約 1.25kg と持ち運びと性能のバランスを重視するユーザー向きの 1 台です。

通常価格だとやや高めの印象ですが、セール等でお買い得になることもしばしばあるため、そのタイミングで購入できればコストパフォーマンスは良いモデルです。

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Lenovo Chromebook Duet 11 Gen 9

新しくなった10.95インチのタブレットタイプで、着脱式キーボードとキックスタンド付きカバーを備えた、Kompanio 838 と 8GBRAM を搭載した Chromebook です。性能面ではミッドレンジモデルに近く、USB-C ポートが2つあることなどで取り回しがしやすいモデルです。価格は 69,300 円。

ASUS の CM30 Detachable と競合しますが、あちらよりもパフォーマンスは少し上で、より余裕のある使用感を得たいユーザーにはこちらをおすすめします。ただし、ペンの利便性は ASUS のモデルのほうが良い(本体収納式を採用)ため、タブレットとしての使いやすさか、Chromebook としての扱いやすさのどちらを選ぶかです。

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Mouse Chromebook U1-DAU01GY-A

国内 BTO PC メーカーのマウスコンピューターが2024年に初めてリリースした11.6インチ「Mouse Chromebook U1-DAU01GY-A」もオススメです。このモデルは Intel N100 と 8GBRAM を搭載しており、GIGA向けでもあるためコンバーチブルタイプで USI ペン対応やアウトカメラも備えている点が魅力です。性能も11.6インチモデルのなかではかなり優れているため、より性能の高い11.6インチ Chromebook を求めているユーザーにはオススメです。価格69,850円。

ただし、購入経路がマウスコンピューター公式サイトに限られている点がネックでしょうか。

ASUS Chromebook CM30 Detachable

手軽さとコンパクトさでは「ASUS Chromebook CM30 Detachable」が現在最もおすすめの1台です。Kompanio 520 と8GBRAMを搭載し、本体収納式スタイラスペン、キーボードカバーとキックスタンドつきカバーを備えたタブレットタイプの Chromebookです。過去におすすめしていた「CM3 Detachable」の後継機で、性能が向上したことでより使いやすくなりました。

Amazon では63,454円で販売されています。なお、LTE対応モデルが au Online shop で販売されているため、持ち運びに特化させたい場合はそちらもおすすめです(ただし4GBGRAM)。

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ASUS Chromebook CX14 (CX1405)

2025 年 1 月の CES 2025 で発表され、日本でも 3 月 15 日に発売となった 14 インチエントリーモデル「ASUS Chromebook CX14 (CX1405)」も低価格の新たな候補としておすすめです。

このモデルは 14 インチ 1,920×1,080 解像度ディスプレイ、Celeron N4500、4GB RAM / 64GB ストレージを搭載する控えめな性能のモデルですが、価格は29,800円とかなり手頃な設定になっているため、ライトユースで割り切って使うには十分です。8GB RAM モデルもありますが、性能や価格を考えると、4GB RAM モデルのほうがコストパフォーマンスは優れています。

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ハイスペック (Chromebook Plus) モデル

ほとんどのモデルが 7 万円以上となっていて、2020 年後半から多くの機種が投入されたことで選択肢も増えましたが、購入のしやすさや使い勝手、価格を考えると案外選択肢が狭められてしまうのが現状です。

なお、昨年10月に Google が定義した「Chromebook Plus」というハードウェア要件を満たした Chromebook も 2024 年 2 月から日本国内で販売を開始しました。Chromebook Plus についてはこちらをご覧ください。

Lenovo Chromebook Plus Gen 10

世界で初めて MediaTek の Kompanio Ultra 910 を搭載した「Lenovo Chromebook Plus Gen 10」が、2025 年のハイエンドモデルのなかで最もおすすめの 1 台です。日本では 2025 年 7 月 25 日から販売を開始しました。

このモデルは高性能、長時間バッテリー、軽量の 3 つを兼ね備えた 14 インチモデルで、Chromebook Plus として初めて OLED ディスプレイ、Dolby Atmos 対応スピーカーを備え、指紋センサ、タッチスクリーン、16GB RAM / 256GB UFS ストレージなど、最上位レベルの構成となっています。

価格は Lenovo 公式サイトで 115,280 円となっている一方で、Amazon.co.jp では 124,740 円となっていて、スペックシートを確認するとどちらも同じ仕様ですが、珍しく公式や楽天市場(家電量販店)のほうが安くなっています。なお、期間限定で 2025 年 8 月 31 日までに取扱い店舗の店頭で購入した場合、アクシデント・ダメージ・プロテクション(3年間)がプレゼントされるキャンペーンも実施されています。

量販店で購入すれば、ポイント還元などもあるため、実質価格で考えると 10 万円以下で購入できてしまうので、ハイエンドの Chromebook を求めている方はぜひ検討してみてください。

ASUS Chromebook Plus CX34 CX3402

2024 年 2 月 14 日に国内初投入された Chromebook Plus モデルで、とてもバランスが良く筆者イチオシの1台が「ASUS Chromebook Plus CX34 CX3402」です。

ややバッテリー駆動時間が短いことと16:9のディスプレイですが、インテル第12世代 Core i3-1215U と8GBRAM、128GB UFS ストレージを搭載したハイスペックモデルで、ポートの充実や MIL-STD 810H の堅牢性で約 1.45kg と持ち運び許容範囲内、価格も 79,800 円と性能の割に手頃なことが魅力です。

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ハイスペックモデルのスタンダードと言える仕上がりの1台なので、性能の高い Chromebook を最初に買うときにもおすすめです。

なお、2025 年に入ってから CPU が Core i3-1315U にアップグレードされた同名のモデルが登場していますが、購入経路が限られているだけでなく、Core i3-1215U を搭載した「CX34」は 7 万円以下で販売されることもしばしばあるため、筆者としては 1215U 搭載モデルをおすすめします。

Acer Chromebook Plus 514 (CB514-6HT-N38Q)

日本エイサーが 2025 年 6 月に国内投入した Chromebook Plus デバイスの「Acer Chromebook Plus 514 (CB514-6HT-N38Q)」です。

このモデルは14インチ フルHD、Intel Core 3 N335 と 8GBRAM、128GB ストレージを搭載したモデルです。USB-C と A を 2 つずつ搭載し、HDMI ポートもあり、ポートは充実したバランスの良い1台です。公式サイトや Amazon での販売価格は 79,800 円です。

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ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plus

現状、国内のコンシューマー向けに一般販売されている Chromebook および Chromebook Plus のなかで最も高性能と言えるのが、ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plus です。このモデルは 120Hz 対応の 14インチ 2560×1600 解像度ディスプレイ、Core Ultra 5 115U と 16GBRAM、128 GB SSD、2つの Thunderbolt 4 ポートと2つの USB-A (3.2)、HDMI ポート、8MP ウェブカメラ、最大12時間駆動バッテリー、MIL-STD 810H 準拠の堅牢性、指紋センサとスキのない構成です。

価格は154,364円(Amazon価格)と高価ですが、同性能のモデルを海外から輸入するとこれ以上の価格になるため実はお買い得です。ビジネスなどでハイエンドな Chromebook を求めているユーザーにはイチオシです。

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購入の前の注意点

最後に、Chromebookを購入する前に気をつけてほしいことが2つあります。

自動更新ポリシーの期限

1つ目はChromebookの購入に際して気をつけて頂きたいのは、購入しようとしているChromebookの「自動更新ポリシーの期限」がいつまであるかということです。

この「自動更新ポリシーの期限」とは、GoogleがChromebookなどのChrome OSデバイスに定めたOSのアップデート保証期間のことで、最長で約10年間の期間が確保されています。しかし、この期間はデバイスごとに定められているため、発売日や購入日から10年ではないことに注意してください。

今の環境を置き換えられるか

Chromebookは、WindowsやMac OSとは違うOSのため、今まで使えていたアプリケーションなどが動作しない可能性は十分にあります。

例えばマイクロソフトのオフィスソフトはその例で、WindowsやMac OSのようにインストールして使うことができませんが、Web版のオフィスオンラインは利用することが可能です。

アクセスしていただければわかると思いますが、他OSにインストールして使うものよりもシンプルな機能しか搭載していません。また、専用ソフトやクラウド非対応の業務基幹ソフトなども使えない可能性があります。

そういった問題を回避するため、OSはWindowsやMacでもChromeブラウザだけを使ってクラウドベースで作業をしてみるなど、自分の環境でどこまで使えるかを確認しておくと安心です。さらなる問題解決として、Amazon WorkspacesといったVDIなどの導入などもあります。

実際にChromebookを導入するメリット・デメリットは皆様違うと思いますが、以下の記事で簡単に紹介していますので、気になる方はチェックしてみてください。

当ブログでは、できるだけそういった情報もお届けしますし、今回のように都度おすすめ機種についても更新していきますので、これからもぜひチェックして頂ければ幸いです。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

HelenTech の運営をしている 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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