ChromeOS LTC 144 のマイナーアップデート (144.0.7559.248) が展開開始。深刻度「高」の4件の脆弱性を修正

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ChromeOS LTC 144 のマイナーアップデート (144.0.7559.248) が展開開始。深刻度「高」の4件の脆弱性を修正
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Google は 2026 年 4 月 14 日 (現地時間)、長期サポート候補 (Long-term Support Candidate: LTC) チャンネルを利用している Chromebook などほとんどの ChromeOS デバイスに対し、新たなマイナーアップデートの展開を開始しました。

このアップデートにより、バージョンは 144.0.7559.248 (プラットフォームバージョン: 16503.80.0) へと更新されます。

LTC チャンネルに設定しているデバイスは、この新しいバージョンに順次アップデートされます。ただし、管理者の設定によっては一部のデバイスが対象外となる場合があります。

目次

セキュリティ修正の内容

今回のアップデートでは、深刻度が「High (高)」と評価されている 4 件のセキュリティ問題が修正されています。

  • CVE-2026-4441: Base における解放後使用 (Use after free)
  • CVE-2026-4440: WebGL における境界外読み取りおよび書き込み (Out of bounds read and write)
  • CVE-2026-4446: WebRTC における解放後使用 (Use after free)
  • CVE-2026-4460: Skia における境界外読み取り (Out of bounds read)

「解放後使用」や「境界外読み取りおよび書き込み」といった脆弱性は、悪用されるとプログラムの予期せぬ動作や、悪意のあるコードの実行につながるおそれがあります。

現時点で実際に悪用されたという報告はありませんが、今回のアップデートを適用することでシステムの安全性を高めることができます。

ChromeOS の LTC と LTS とは

ChromeOS では、アップデートの頻度と安定性に応じて複数のチャンネルが用意されています。その中でも、企業や教育機関での利用を想定しているものが LTC と LTS です。

  • LTS (Long-term Support): 安定性を最優先するチャンネルです。約 6 ヶ月ごとに機能のアップデートが行われ、その間はセキュリティ修正を中心としたマイナーアップデートが配信されます。
  • LTC (Long-term Support Candidate): LTS チャンネルでリリースされる次期バージョンの候補版です。LTS へのメジャーアップデートが行われる約 3 ヶ月前にリリースされ、システム管理者が事前に新しいバージョンでの動作検証やテストを行うことを目的としています。

現在、LTS チャンネルはバージョン 138 のままであり、次のメジャーアップデートは 2026 年 4 月 21 日に LTS 144 への更新が予定されています。また、LTC は 2026 年 7 月 21 日に ChromeOS 150 へと更新予定です。

今回のアップデートはセキュリティの強化が中心ですが、来週に迫った LTS 144 へのメジャーアップデートに向けた最終的な調整としての側面もあります。

LTC チャンネルを利用している環境のシステム管理者は、アップデートを適用し、対象デバイスでの動作検証を進めておくことをおすすめします。

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尾村 真英
Technical Writer
HelenTech を運営している 尾村 真英 です。これまでに 50 台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動し、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。
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