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Pixel 10 Pro、Tensor G5 のゲーム性能比較が公開。ピーク性能よりも総合力を重視

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Google Pixel 10 Pro のリアパネルの写真
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Google Pixel 10 Pro に搭載されている Tensor G5 のグラフィックス性能については、これまでも様々な指摘がありましたが、最近のアップデートによりわずかに改善されています。

今回、Android Authority による Pixel 10 Pro XL (Tensor G5) と Xiaomi 17 Ultra (Snapdragon 8 Elite Gen 5) を用いた、実際のゲームプレイにおける検証結果によれば、Tensor G5 はブラウジングやカメラ機能といった一般的な利用においては十分な性能を持つものの、高負荷なゲーム環境下ではフレームレートや消費電力の面で競合のハイエンドチップに遅れをとっている現状が改めて確認されました。

目次

実機テストで明らかになった Tensor G5 の性能と消費電力

最新の Android 16 QPR3 安定版ビルドが適用された Pixel 10 Pro XL と Xiaomi 17 Ultra を用いて、複数のタイトルで実際のプレイ環境に基づいたテストが実施されています。合成ベンチマークのスコアだけでは見えにくい、フレームレートの安定性やデバイスの消費電力 (W) が明らかになっています。

COD Mobile における安定性と消費電力の差

COD Mobile のバトルロイヤルモードでの検証では、Xiaomi 17 Ultra が最高画質設定で 120fps を安定して維持できるのに対し、Pixel 10 Pro XL は中画質設定で最大 90fps に制限されています。

平均値としては 90fps 近くを維持しているものの、下位 5% のフレームでは 80fps 以下に落ち込む場面があり、フレームレートの安定性に差が出ていることがわかります。

長時間のプレイにおいても、Tensor G5 は時折 70fps 付近まで低下する変動が見られ、描画の滑らかさにおいて競合に一歩譲る結果となっています。

また、デバイスの発熱やバッテリー持ちに直結する消費電力についても言及されており、中画質設定時の Xiaomi 17 Ultra が 3.9W (最高画質で 4.8W) であるのに対し、Pixel 10 Pro XL は中画質設定で平均 5.8W を消費しています。

ディスプレイやネットワーク環境など複数の変数が影響するものの、同じゲームをプレイする際の消費電力の差は、一般ユーザーにとっても重要な指標になります。

高負荷タイトルにおけるパフォーマンス

Asphalt Legends や原神 (Genshin Impact) といったグラフィック負荷の高いゲームでも、性能差が表れており、Pixel 10 Pro XL は最高画質設定において平均約 40fps (時折 35fps への低下あり) で動作しています。

極端なカクつきやフリーズは見られないためプレイ自体は可能ですが、競合のフラッグシップスマートフォンが原神で 60fps に張り付き、対応タイトルでは最大 120fps を発揮していることを踏まえると、ピーク性能における明確な差が存在しています。

Pixel デバイスの立ち位置

Pixel 10 シリーズに搭載されている Tensor G5 は、Arm の Mali から Imagination Technologies 製の新しい GPU アーキテクチャへと移行しました。しかし、現時点でのハイエンドゲームの検証結果を見る限り、Snapdragon シリーズとのピーク性能の差を埋めるには至っていません。

次期 Google Pixel 11 シリーズに搭載される Tensor G6 についても同程度の性能になる可能性が示唆されており、以前 Google が明らかにしたように、ピーク性能を追求するのではなく一般ユーザー向けの「十分な性能」を維持する戦略であることが再確認されました。

また、先日 Counterpoint が発表した調査結果によれば、このような立ち位置のデバイスでも Google Pixel は前年比 14% の成長を記録していることが報じられています。

この報道のなかで Google がシェアを拡大している背景として、ハードウェアのスペック競争だけでなく、ソフトウェアと AI を組み合わせた総合的な使い勝手の良さが評価されていることが指摘されていました。つまり、Pixel デバイスの目指す「十分な性能」は、多くのユーザーに受け入れられる可能性を示しています。

まとめ

今回の検証データから、Pixel 10 シリーズは最先端のハイエンドゲームを最高設定で快適にプレイしたいユーザーには物足りない可能性があることが改めて確認されました。

一方で、ブラウジングや日常的なアプリ操作、高度な AI 機能、優れたカメラ性能など、スマートフォンとしての基本機能や独自機能は非常に充実しています。

そのため、ゲームが主な目的ではなく、これらの日常的な利便性やカメラツールに重きを置くユーザーにとって、Pixel 10 は引き続き魅力的な選択肢となると考えられます。

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尾村 真英
Technical Writer
HelenTech を運営している 尾村 真英 です。これまでに 50 台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動し、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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