Google、Chrome 147 安定版をリリース。新機能の側面タブなどが導入、60件のセキュリティ修正も含む

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Google、Chrome 147 安定版をリリース。新機能の側面タブなどが導入
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Google は 2026 年 4 月 7 日 (現地時間)、Windows、Mac、Linux のデスクトップ向けに Google Chrome 147 安定版 (Stable) へのメジャーアップデートをリリースしたことを発表しました。

今回のアップデートにより、デスクトップ版 Chrome のバージョンは Windows および Linux 向けが 147.0.7727.55、macOS 向けが 147.0.7727.56 へと更新されます。

2026 年 4 月 9 日 更新

リリースノートが更新され、Chrome 147 メジャーアップデートに含まれるセキュリティ修正の詳細が明らかになりました。詳しくは次のセクションをご確認ください。

このアップデートには、深刻度「クリティカル」の脆弱性 2 件を含む計 60 件の脆弱性修正と、側面タブおよび全画面リーディングモードの 2 つの新機能が含まれており、本日から今後数日または数週間かけて順次展開されます。

目次

修正された脆弱性

今回のアップデートでは、合計で 60 件のセキュリティ修正が含まれています。

公開されたリリースノートによると、修正された脆弱性のうち、深刻度が「クリティカル (Critical)」のものが 2 件、「高 (High)」のものが 14 件、「中 (Medium)」が 20 件、「低 (Low)」が 24 件となっています。

とくに深刻度が最も高いクリティカルの修正として、WebML におけるヒープバッファオーバーフロー (CVE-2026-5858) と整数オーバーフロー (CVE-2026-5859) の 2 件が対処されました。また、深刻度が「高」の脆弱性についても、V8 や WebRTC、Media などにおいて多数の修正が行われています。

以下は、今回のアップデートにより修正された脆弱性の一覧です。

深刻度: Critical (クリティカル)

  • CVE-2026-5858: WebML におけるヒープバッファオーバーフロー
  • CVE-2026-5859: WebML における整数オーバーフロー

深刻度: High (高)

  • CVE-2026-5860: WebRTC における解放後使用
  • CVE-2026-5861: V8 における解放後使用
  • CVE-2026-5862: V8 における不適切な実装
  • CVE-2026-5863: V8 における不適切な実装
  • CVE-2026-5864: WebAudio におけるヒープバッファオーバーフロー
  • CVE-2026-5865: V8 における型の取り違え
  • CVE-2026-5866: Media における解放後使用
  • CVE-2026-5867: WebML におけるヒープバッファオーバーフロー
  • CVE-2026-5868: ANGLE におけるヒープバッファオーバーフロー
  • CVE-2026-5869: WebML におけるヒープバッファオーバーフロー
  • CVE-2026-5870: Skia における整数オーバーフロー
  • CVE-2026-5871: V8 における型の取り違え
  • CVE-2026-5872: Blink における解放後使用
  • CVE-2026-5873: V8 における境界外の読み取りと書き込み

深刻度: Medium (中)

  • CVE-2026-5874: PrivateAI における解放後使用
  • CVE-2026-5875: Blink におけるポリシーのバイパス
  • CVE-2026-5876: Navigation におけるサイドチャネル情報の漏洩
  • CVE-2026-5877: Navigation における解放後使用
  • CVE-2026-5878: Blink における不適切なセキュリティ UI
  • CVE-2026-5879: ANGLE における信頼できない入力の不十分な検証
  • CVE-2026-5880: ブラウザ UI における不適切なセキュリティ UI
  • CVE-2026-5881: LocalNetworkAccess におけるポリシーのバイパス
  • CVE-2026-5882: Fullscreen における不適切なセキュリティ UI
  • CVE-2026-5883: Media における解放後使用
  • CVE-2026-5884: Media における信頼できない入力の不十分な検証
  • CVE-2026-5885: WebML における信頼できない入力の不十分な検証
  • CVE-2026-5886: WebAudio における境界外の読み取り
  • CVE-2026-5887: Downloads における信頼できない入力の不十分な検証
  • CVE-2026-5888: WebCodecs における未初期化の使用
  • CVE-2026-5889: PDFium における暗号の欠陥
  • CVE-2026-5890: WebCodecs における競合状態
  • CVE-2026-5891: ブラウザ UI における不十分なポリシー適用
  • CVE-2026-5892: PWAs における不十分なポリシー適用
  • CVE-2026-5893: V8 における競合状態

深刻度: Low (低)

  • CVE-2026-5894: PDF における不適切な実装
  • CVE-2026-5895: Omnibox における不適切なセキュリティ UI
  • CVE-2026-5896: Audio におけるポリシーのバイパス
  • CVE-2026-5897: Downloads における不適切なセキュリティ UI
  • CVE-2026-5898: Omnibox における不適切なセキュリティ UI
  • CVE-2026-5899: History Navigation における不適切なセキュリティ UI
  • CVE-2026-5900: Downloads におけるポリシーのバイパス
  • CVE-2026-5901: DevTools におけるポリシーのバイパス
  • CVE-2026-5902: Media における競合状態
  • CVE-2026-5903: IFrameSandbox におけるポリシーのバイパス
  • CVE-2026-5904: V8 における解放後使用
  • CVE-2026-5905: Permissions における不適切なセキュリティ UI
  • CVE-2026-5906: Omnibox における不適切なセキュリティ UI
  • CVE-2026-5907: Media における不十分なデータ検証
  • CVE-2026-5908: Media における整数オーバーフロー
  • CVE-2026-5909: Media における整数オーバーフロー
  • CVE-2026-5910: Media における整数オーバーフロー
  • CVE-2026-5911: ServiceWorkers におけるポリシーのバイパス
  • CVE-2026-5912: WebRTC における整数オーバーフロー
  • CVE-2026-5913: Blink における境界外の読み取り
  • CVE-2026-5914: CSS における型の取り違え
  • CVE-2026-5915: WebML における信頼できない入力の不十分な検証
  • CVE-2026-5918: Navigation における不適切な実装
  • CVE-2026-5919: WebSockets における信頼できない入力の不十分な検証

これらの脆弱性を悪用した攻撃からデバイスを保護するためにも、ユーザーはできるだけ早く Chrome を最新バージョンへとアップデートすることをおすすめします。

Android 版にも展開

なお、Chrome 147 は Android でも展開されており、こちらはバージョン 147.0.7727.49 となっています。デスクトップ版と同様のセキュリティ修正が含まれています。

Chrome 147 の新機能

今回の Chrome 147 メジャーアップデートでは、管理者向けリリースノートに記載されていたとおり、新機能として「側面タブ(垂直タブ / Vertical Tabs)」と「全画面リーディングモード」が導入されました。

垂直タブは、これまで画面上部に水平に並んでいたタブを左側に縦に並べて表示できる機能です。開いているタブが数十個に増えてもページタイトルを把握しやすくなるため、日頃から多数のタブを開いて作業するユーザーには作業効率の向上が期待されます。

Chromebook でもフラグを利用することで使うことができます。詳しくは以下の記事で紹介しています。

また、全画面リーディングモードは、これまでサイドパネルに表示されていたリーダー機能が独立し、画面全体で記事などのテキストに集中できる機能です。視覚的に気を散らす要素が排除されるため、長文の記事や資料をじっくり読みたい場合に役立ちます。

これらの機能の設定方法や使い方については、以下の記事で紹介しています。

なお、Chromebook ユーザーについては ChromeOS のアップデートスケジュールの影響により、すぐ機能が展開されてないため、フラグを使って有効にすることもできます。

Chrome ブラウザの手動アップデート手順

Chrome ブラウザは通常、バックグラウンドで自動的に更新されますが、以下の手順で手動で更新を確認し、適用することができます。

  1. Chrome ブラウザを開く
  2. 右上の「︙(3点リーダー)」アイコンをクリック
  3. [ヘルプ] > [Google Chrome について] を選択
  4. 自動的に更新の確認とダウンロードが始まります
  5. ダウンロード完了後、[再起動] ボタンをクリックして適用

Google Chrome 147 は、パフォーマンス向上と 60 件の脆弱性修正を含むメジャーアップデートであり、側面タブと全画面リーディングモードも正式に導入されました。すでに展開が開始されているため、通知され次第更新することをおすすめします。

なお、Chromebook などに向けた ChromeOS 147 のアップデートは、2026 年 4 月 21 日に予定されています。

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尾村 真英
Technical Writer
HelenTech を運営している 尾村 真英 です。これまでに 50 台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動し、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。
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