Chrome 147、5件の「Critical」を含む31件の脆弱性を修正するアップデートが配信 (147.0.7727.101/.102)

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Google Chrome がアップデートされているところ
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Google は 2026 年 4 月 15 日(現地時間)、デスクトップ版(Windows / Mac / Linux)の Chrome ブラウザに向けて Chrome 147 の最新セキュリティアップデートをリリースしました。

今回のアップデートにより、Windows と Mac 向けにはバージョン147.0.7727.101 / .102 が、Linux 向けには 147.0.7727.101 が配信されます。

アップデートは、今後数日から数週間にかけて順次展開される予定です。

目次

セキュリティ修正の内容

今回のアップデートでは、合計 31 件のセキュリティ修正が含まれています。

現時点で悪用が確認されているとの記述はありませんが、Google の基準で 4 段階のうち最も高い深刻度である「Critical(致命的)」に分類される脆弱性が 5 件修正されています。

公表された「Critical」な脆弱性は以下の通りです。

  • [Critical] CVE-2026-6296: ANGLE におけるヒープバッファオーバーフロー
  • [Critical] CVE-2026-6297: Proxy における解放後使用(Use after free)
  • [Critical] CVE-2026-6298: Skia におけるヒープバッファオーバーフロー
  • [Critical] CVE-2026-6299: Prerender における解放後使用(Use after free)
  • [Critical] CVE-2026-6358: XR における解放後使用(Use after free)

これらの脆弱性は、メモリの不正な操作やプログラムの予期せぬ動作を引き起こす可能性があるものです。

また、これら以外にも Video や CSS、PDFium といった広範囲のコンポーネントを対象とした、深刻度「High(高)」の脆弱性が 22 件、深刻度「Medium(中)」の脆弱性が 4 件修正されています。

影響範囲が広く修正対象も多岐にわたるため、安全のために早めの適用が推奨されます。

今回修正された脆弱性の一覧(Critial を除く)

  • [High] CVE-2026-6359: Video における解放後使用(Use after free)
  • [High] CVE-2026-6300: CSS における解放後使用(Use after free)
  • [High] CVE-2026-6301: Turbofan における型の取り違え(Type Confusion)
  • [High] CVE-2026-6302: Video における解放後使用(Use after free)
  • [High] CVE-2026-6303: Codecs における解放後使用(Use after free)
  • [High] CVE-2026-6304: Graphite における解放後使用(Use after free)
  • [High] CVE-2026-6305: PDFium におけるヒープバッファオーバーフロー
  • [High] CVE-2026-6306: PDFium におけるヒープバッファオーバーフロー
  • [High] CVE-2026-6307: Turbofan における型の取り違え(Type Confusion)
  • [High] CVE-2026-6308: Media における境界外読み取り
  • [High] CVE-2026-6309: Viz における解放後使用(Use after free)
  • [High] CVE-2026-6360: FileSystem における解放後使用(Use after free)
  • [High] CVE-2026-6310: Dawn における解放後使用(Use after free)
  • [High] CVE-2026-6311: Accessibility における未初期化メモリの使用(Uninitialized Use)
  • [High] CVE-2026-6312: Passwords における不十分なポリシー適用
  • [High] CVE-2026-6313: CORS における不十分なポリシー適用
  • [High] CVE-2026-6314: GPU における境界外書き込み
  • [High] CVE-2026-6315: Permissions における解放後使用(Use after free)
  • [High] CVE-2026-6316: Forms における解放後使用(Use after free)
  • [High] CVE-2026-6361: PDFium におけるヒープバッファオーバーフロー
  • [High] CVE-2026-6362: Codecs における解放後使用(Use after free)
  • [High] CVE-2026-6317: Cast における解放後使用(Use after free)
  • [Medium] CVE-2026-6363: V8 における型の取り違え(Type Confusion)
  • [Medium] CVE-2026-6318: Codecs における解放後使用(Use after free)
  • [Medium] CVE-2026-6319: Payments における解放後使用(Use after free)
  • [Medium] CVE-2026-6364: Skia における境界外読み取り

なお、Google はユーザーの多くが修正版に更新するまで、脆弱性の詳細な技術情報の公開を制限する方針をとっています。

Android 版 Chrome にも修正が展開

Google は同日付けで、Android 版 Chrome アプリにも 147.0.7727.101 へのアップデートを展開しました。

リリースノートによると安定性とパフォーマンスの向上が含まれるほか、デスクトップ版と同じセキュリティ問題の修正が適用されています。

手動によるアップデート手順

アップデートはバックグラウンドで自動的に行われますが、以下の手順で手動で確認して適用することも可能です。

  1. Chrome ブラウザ右上の [︙] メニューをクリック
  2. [ヘルプ] > [Google Chrome について] を選択
  3. 自動的にアップデートの確認とダウンロードが開始
  4. ダウンロード完了後、[再起動] ボタンをクリックして更新を適用

今回の Chrome 147 マイナーアップデートでは、「Critical」を含む多数のセキュリティ修正が含まれているため、手動で設定を開いて最新の状態になっているか確認しておくことをおすすめします。

これらの修正についても、Chromebook など ChromeOS デバイスにも今後順次展開される予定です。

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尾村 真英
Technical Writer
HelenTech を運営している 尾村 真英 です。これまでに 50 台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動し、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。
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