Google が Android Auto の大幅刷新を発表。新デザイン、3Dナビ、Gemini Intelligence 対応へ

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Google は 2026 年 5 月 12 日(現地時間)、Android Auto および Google built-in 搭載車向けの大型アップデートとして、UI の全面刷新、新しい 3D ナビゲーション、フル HD 動画再生、Dolby Atmos 対応、そして Gemini Intelligence の統合を発表しました。

これらの機能は今年中に段階的に展開される予定ですが、グローバルで展開されるかについての言及はありません。

目次

UI とナビゲーションの刷新

Android Auto のインターフェースにも、スマートフォンで導入済みの Material 3 Expressive デザインが適用され、フォント、ウォールペーパー、アニメーションがスマートフォンと統一された見た目になります。

ディスプレイの形状に合わせてレイアウトが自動調整される設計も取り入れられており、BMW のような幅広の横長画面、Mini Cooper や Peugeot のような変形ディスプレイなど、車種ごとの特殊な画面形状にも対応します。

アプリの一覧は側面や底部に浮かぶフローティングバーに変わり、マップが画面全体に広がるエッジ・トゥ・エッジ表示が基本となります。

ウィジェット

ダッシュボードにウィジェットを追加できるようになり、よく連絡する相手へのショートカット、天気の概要、車庫のシャッター開閉ボタンなど、必要な情報へワンタップでアクセスできます。

ナビゲーション中もウィジェットは表示されたままになるため、地図を確認しながら情報を確認できます。

イマーシブ(没入型)ナビゲーション

Google マップに「Immersive Navigation(イマーシブナビゲーション)」が導入され、建物・高架・地形をリアルな 3D で表示します。

車線・信号・一時停止標識といった細かい情報もハイライトされるため、複雑な交差点での車線変更や合流がより判断しやすくなります。

エンターテインメント機能の強化

Android Auto では、駐車中・充電中の車内を活用したエンターテインメント機能が大幅に強化され、フル HD 動画再生、Dolby Atmos による空間オーディオ、メディアアプリの UI リニューアルが今年中に順次展開されます。

フル HD 動画再生

Android Auto として初めて、駐車中に YouTube などの動画アプリを 60fps / フル HD で視聴できるようになります。

対応は今年後半を予定しており、BMW、Ford、Genesis、Hyundai、Kia、Mahindra、Mercedes-Benz、Renault、Škoda、Tata、Volvo が対応ブランドとして挙げられています。

駐車中に動画を視聴していた場合、走行モードに切り替えると映像が自動的に音声のみの再生に切り替わります。バックグラウンド再生に対応しているアプリであれば、途中で停止することなくそのまま音声として聴き続けることができます。

Dolby Atmos 対応

空間オーディオ技術「Dolby Atmos」が Android Auto のオーディオ再生に対応します。

対応アプリおよび対応車種が前提となりますが、BMW、Genesis、Mahindra、Mercedes-Benz、Renault、Škoda、Tata、Volvo での利用が予定されています。

YouTube Music や Spotify のインターフェースも車内での使いやすさを意識した視覚的なリニューアルが行われます。

Gemini と AI 機能の拡充

Android Auto 向けの Gemini は現在広く展開が進んでおり、走行中に質問や情報収集などを音声で行えます。さらに今年後半には Gemini Intelligence への対応が加わり、より高度な機能が利用可能になります。

Gemini Intelligence と「マジックサジェスト」

Gemini Intelligence は、デバイス上のメールやカレンダー、メッセージといったコンテキストを横断して情報を把握し、ユーザーの代わりにアクションを実行します。

たとえば友人から住所を尋ねるメッセージが届いた場合、「マジックサジェスト (Magic Cue)」がその内容を検出し、関連情報を自動で見つけ出して返信候補をワンタップで送れるようになります。

運転中に画面を長く注視する必要がなくなります。なお、マジックサジェストは Gemini Intelligence に対応したデバイスが必要です。

DoorDash との連携

Gemini 経由で DoorDash の料理注文に対応し、「DoorDash でいつものフィッシュタコスを 2 人前、ピックアップで注文して」と話しかけ、確認のタップ 1 回で注文が確定します。

到着時に料理が準備完了となるよう、走行中に注文が処理されます。

Google built-in 搭載車向けの強化

現在 16 ブランド 100 以上のモデルで展開中の Google built-in 搭載車では、Android Auto 向けに発表されたメディアアプリの改善や動画から音声への自動切り替えも利用できます。加えて、今年中に Zoom などのミーティングアプリにも対応する予定です。

車両固有の情報への対応

Google built-in 搭載車では、自動車メーカーが提供するオーナーズマニュアルのデータを直接参照することで、Gemini がダッシュボードに点灯した警告灯の意味や、これから積み込む荷物がトランクに収まるかどうかといった車両固有の質問に答えられるようになります。

ライブレーン案内

Google built-in 搭載車向けのイマーシブナビゲーションでは、車両前方カメラを活用した「ライブレーン案内」が利用できます。

走行中に自車がどの車線にいるかをリアルタイムで判断し、車線変更や出口の案内をその場で伝えます。この処理は車内で完結するため、通信状況に左右されません。

まとめ

Google が 2026 年 5 月 12 日に発表した Android Auto および Google built-in 搭載車向けのアップデートは、UI からナビゲーション、エンターテインメント、AI 機能にわたります。各機能は今年中に順次展開される予定です。

フル HD 動画や Dolby Atmos、ライブレーン案内などは対応車種が限られるため、自身の車種が対象かどうかは各自動車メーカーの案内をご確認ください。

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尾村 真英
Technical Writer
HelenTech を運営している 尾村 真英 です。これまでに 50 台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動し、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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