2026 年 3 月の Pixel Drop で日本語への対応が発表された Google 電話アプリの「詐欺検知」機能ですが、筆者の Pixel 10 Pro をはじめとして対応デバイスで広く利用できるようになっていることが確認できました。
この機能は、通話相手が詐欺の疑いがある場合にデバイスが自動で検知し、ユーザーに警告を出すものです。電話詐欺への対策として有用ですが、デフォルトではオフになっているため、手動で設定を行う必要があります。
この記事では、Google Pixel の電話アプリで利用可能な詐欺検知機能の対応デバイスや仕組み、設定方法について解説します。
詐欺検知機能の仕組みと安全性
詐欺検知機能は、詐欺グループが被害者をだます際によく使う手法のパターンに基づいて、疑わしい通話をバックグラウンドで自動的に検出します。
Pixel 9 シリーズ以降のデバイスでは、オンデバイス AI である「Gemini Nano」を活用して検知が行われ、それ以前の対応デバイスでも Google のデバイス上の機械学習モデルが使用されます。
データ処理はすべてデバイス上で完結するため、会話の音声や文字起こしデータがデバイスに保存されたり、Google のサーバーに送信されたりすることは一切ありません。
日本での対応デバイスと利用条件
日本では現在、Pixel 9 シリーズ以降の次のようなデバイスで詐欺検知機能を利用できます。
- Pixel 9
- Pixel 9 Pro / Pixel 9 Pro XL
- Pixel 9 Pro Fold
- Pixel 10
- Pixel 10 Pro / Pixel 10 Pro XL
- Pixel 10 Pro Fold
日本国内に関連付けられた SIM カードを搭載し、日本国内で使用していることが条件となります。
ちなみに米国では Pixel 6 以降や Pixel 9a でも提供されていますが、現時点では日本国内は A シリーズを除く Pixel 9 シリーズ以降が対象とされています。
詐欺検知を設定して有効にする方法
前述のとおり、この機能はデフォルトで無効になっているため、利用するには「電話」アプリから有効にする必要があります。設定手順は以下のとおりです。
- [電話] アプリを開く
- 画面左上の [三 (メニュー)] > [設定] > [詐欺検知]をタップ
- [詐欺検知] のトグルをオンまたはオフ

なお、この機能を使用するには Android AICore のモデルが必要となるため、同画面内に [タップして今すぐダウンロード] が表示されている場合には、タップしてください。

通話中の動作と注意点
機能をオンにすると、通話中に詐欺の可能性が高まったと判断された場合、画面への通知、音、バイブレーションで警告します。
警告が出た場合は、通知内から [通話を終了] することが可能で、誤検知だった場合は、[詐欺ではない] をタップして警告を閉じることができます。

プライバシー保護と防犯機能の透明性を確保するため、詐欺検知機能がオンになっていると、通話の開始時および通話中の数分おきにビープ音が鳴る仕様になっています。
特定の通話中だけ機能をオフにしたい場合は、通話画面右下の [その他 (︙)] から [詐欺検知] をタップすることで、その通話に限り無効化できます。
公式ヘルプの記載のとおり、詐欺検知の精度は 100% ではなく、すべての詐欺電話を検出できるわけではありません。詐欺グループの手法も変化しているため、知らない番号からの着信には慎重に対応する必要があります。
今回追加された Google Pixel の新機能は、万が一の被害を防ぐための補助ツールとなるため、対応する Pixel ユーザーの方は一度設定を確認してみてください。
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