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Google、ChromeOS 150 管理者向けリリースノートを公開。管理対象デバイスでのローカル PIN 設定などが追加

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ChromeOS 150 の管理者向けリリースノートが公開。管理対象デバイスでのローカル PIN 設定などが追加
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Google は 2026 年 7 月 13 日、ChromeOS 150 に関する企業および教育機関の管理者向けのリリースノートを公開しました。

今回のアップデートでは、管理対象デバイスでのローカル PIN やパスワードのポリシー追加、教育機関向けの Gemini in Class Tools の導入などが行われます。

また、次期バージョンである ChromeOS 151 からキオスクセッションでの Chrome アプリがサポート終了となるなど、今後の運用に影響する重要な変更も告知されています。

この記事では、管理者向けに発表された ChromeOS 150 の主な変更点や今後のアップデート予定について解説します。

目次

ChromeOS 150 の主な変更点

ChromeOS 150 では、教育機関向けの機能強化やデバイス管理に関する新しいポリシーが追加されています。

教育機関向けの Gemini in Class Tools

ChromeOS 150 より、クラスツール (Class Tools) の Gemini を「ガイド付き学習」モードに固定することができるようになります。

これにより、テスト対策の制限や、検索以外のデバイス操作の禁止、生徒の画面を NotebookLM に固定して授業に集中させるといった使い方が可能です。

この機能は、Google Workspace for Education Plus または Teaching and Learning アドオンを利用している環境でのみ利用できます。

キオスクセッションでの Chrome アプリのサポート終了

ChromeOS 150 は、キオスクセッションにおいて Chrome アプリをサポートする最後のリリースとなります。次回の ChromeOS 151 からは、ChromeOS 上の Chrome アプリはキオスクセッションで動作しなくなります。

なお、管理コンソールを通じてマネージドゲストセッション (MGS) やユーザーセッション向けに強制インストールされているアプリについては、引き続きサポートされます。

管理対象デバイスにおけるローカル PIN とパスワードの設定

管理対象の Chromebook で、ユーザーがローカル PIN およびパスワードを有効にできる 2 つの新しいエンタープライズポリシーが追加されました。

  • AllowedLocalAuthFactors
  • LocalAuthFactorsComplexity

また、管理者はこれらのローカル PIN やパスワードに対する最小の複雑さ要件を設定することも可能です。

ローカル PIN およびパスワードユーザーの自動移行

2026 年 6 月下旬に ChromeOS にアカウントを追加し、ローカル PIN またはパスワードを設定した一部の Enterprise および Education ユーザーに対して、標準のオンラインパスワード認証への自動切り替えが行われます。

ChromeOS 150 へのアップデート後にログインすると、対象のユーザーにはデバイスの認証がオンラインアカウントのパスワードに戻ったことを説明する情報画面が 1 回だけ表示されます。ローカル PIN やパスワードは削除され、ユーザーはオンラインの Google アカウント認証方法でログインする必要があります。

この切り替えは組織のアイデンティティポリシーとデバイス認証を一致させるために自動で行われるため、管理者のアクションは不要です。ユーザープロファイルやローカルファイルなどのデバイスデータに影響はありません。

独立したウェブアプリ (Isolated Web Apps) の手動インストール

ChromeOS 150 では、ユーザーが独立したウェブアプリ (Isolated Web Apps) を手動でインストールできるようになります。

管理者は IsolatedWebAppUserInstallationEnabled ポリシーを使用してこの機能を制御できます。

設定を変更するには、Google 管理コンソールを開き、[デバイス] > [Chrome] > [アプリと拡張機能] > [ユーザーのアプリ設定] > [独立したウェブアプリのインストール] に移動します。

再認証メカニズムの強化

ログイン画面で予期しない再認証要求が発生する問題を減らすため、再認証メカニズムの信頼性が向上しています。

このアップデートにより、ユーザーアカウントに対して保存されているトークンハンドルのチェックとフェッチが最適化されます。

ChromeOS 150 に次期 LTC リリースを含む予定

2026 年 7 月 21 日からロールアウトが予定されている ChromeOS 150 には、次回の LTC (Long-term Support Candidate) リリースが含まれます。

これにより、管理者は今後の LTS (Long-term Support) リリースに向けた事前検証を進めることができます。

今後の変更点

リリースノートでは、今後の ChromeOS バージョンで予定されている機能追加やサポートの変更についても言及されています。

マウスカーソルの色反転オプション

既存のマウスカーソルのサイズや色を変更する機能に加えて、カーソルの下にあるコンテンツの色を反転させる新しいカラーオプションが追加される予定です。

これにより、大きなカーソルサイズを使用している場合でも、下にある文字やコンテンツが隠れずに視認しやすくなります。

一部の ChromeOS Flex デバイスのアップデートをブロック (ChromeOS 151)

以前から告知されている通り、ChromeOS 151 以降、Chrome ブラウザの最小要件を満たすことができない一部の古いデバイスに対して、アップデートがブロックされるようになります。

影響を受けるのは以下のハードウェアを搭載したデバイスです。

  • 2010 年以前の Intel および AMD グラフィックス
  • 2014 年以前の Nvidia グラフィックス

この変更は Google が認定している ChromeOS Flex 認定デバイスには影響しません。

予期せず対象に含まれてしまった場合は、Google ChromeOS Flex サポートに問い合わせるよう案内されています。

リリース番号規則の変更 (ChromeOS 154)

ChromeOS 154 より、ChromeOS のリリース間隔は 4 週間のままですが、リリース番号は 1 ずつではなく 2 ずつ増加するようになります。これは、Chrome ブラウザの新しい 2 週間のリリース間隔に合わせた変更です。

LTS チャンネルについては、リリース間隔は 6 ヶ月のまま変更ありませんが、移行に伴いバージョン番号は 12 ずつ増加することになります。

証明書プロビジョニングの移行

以前のリリースノートでも繰り返し案内されていますが、管理者は 2026 年 12 月末までに従来の証明書登録ソリューションから、ChromeOS 142 で導入された新しい Certificate Provisioning API を使用した方式への移行を完了させる必要があります。

まとめ

ChromeOS 150 のアップデートでは、キオスクセッションでの Chrome アプリのサポートが終了するという大きな変更が含まれています。次期バージョンの ChromeOS 151 から動作しなくなるため、該当するアプリを運用している管理者は早急に代替手段の検討や移行を進める必要があります。

また、証明書プロビジョニングの新しい API への移行期限も 2026 年 12 月末に迫っているため、未対応の場合は公式ヘルプページを参照して移行作業を行ってください。

ChromeOS 150 安定版のリリースは、2026 年 7 月 14 日が予定されています。

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尾村 真英
Technical Writer
HelenTech を運営している 尾村 真英 です。これまでに 50 台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動し、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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