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ChromeOS LTS 144 マイナーアップデート (144.0.7559.256) が展開。5件の Critical を含む脆弱性を修正

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ChromeOS LTS 144 マイナーアップデート (144.0.7559.256) が展開。5件の Critical を含む脆弱性を修正
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Google は 2026 年 6 月 25 日(現地時間)、安定性を重視する長期サポートチャンネル(Long-term Support : LTS)を利用している多くの ChromeOS デバイスに対し、ChromeOS LTS 144 の新たなマイナーアップデートの配信を開始しました。

今回のアップデートにより、ブラウザのバージョンは 144.0.7559.256、プラットフォームバージョンは 16503.88.0 へと更新され、LTS 環境を設定している Chromebook や ChromeOS Flex デバイスには今後数日かけて順次アップデートが展開される見込みです。

目次

セキュリティ修正の内容

今回のマイナーアップデート(144.0.7559.256)は、システムの安全性を維持するためのセキュリティ修正を目的としています。

公開されたリリースノートによると、深刻度が「Critical(致命的)」と評価された 5 件、「High(高)」と評価された 18 件、「Medium(中)」と評価された 1 件の、合計 24 件の脆弱性に対する修正が行われています。

以下は修正された深刻度「Critical」の脆弱性です。

深刻度 : Critical

  • CVE-2026-13033 : Blink>InterestGroups における Out of bounds read
  • CVE-2026-12439 : Digital Credentials における Use after free
  • CVE-2026-12008 : Use after free
  • CVE-2026-12440 : DigitalCredentials における Use after free
  • CVE-2026-12441 : File Input における Use after free

今回のアップデートでは、深刻度が Critical と評価されている Digital Credentials や Blink などのコンポーネントにおける脆弱性修正が含まれており、メモリ管理の不備(Use after free)や境界外読み取り(Out of bounds read)などを突かれることで、予期せぬ動作や任意のコード実行を引き起こされるリスクに対処しています。

以下は深刻度 High および Medium の修正内容です。

深刻度 : High (高)

  • CVE-2026-12034 : 信頼できない入力の不十分な検証
  • CVE-2026-7922 : ServiceWorker における Use after free
  • CVE-2026-9970 : WebGL における Use after free
  • CVE-2026-10969 : Extensions における信頼できない入力の不十分な検証
  • CVE-2026-10003 : Views における Use after free
  • CVE-2026-9933 : Input における Use after free
  • CVE-2026-9993 : Views における Use after free
  • CVE-2026-9961 : SurfaceCapture における Use after free
  • CVE-2026-9995 : WebXR における Use after free
  • CVE-2026-10905 : Network on Android における Use after free
  • CVE-2026-8557 : Accessibility における Use after free
  • CVE-2026-9903 : Site Isolation における信頼できない入力の不十分な検証
  • CVE-2026-8559 : Internationalization における Integer overflow
  • CVE-2026-6920 : GPU における Out of bounds read
  • CVE-2026-8524 : WebAudio における Out of bounds write
  • CVE-2026-10007 : SVG における Use after free
  • CVE-2026-6360 : FileSystem における Use after free
  • CVE-2026-7348 : Codecs における Use after free

深刻度 : Medium (中)

  • CVE-2026-7339 : WebRTC における Heap buffer overflow

LTS チャンネルを利用している企業や教育機関の管理者は、安全な運用環境を確保するため、アップデートの適用をおすすめします。

ChromeOS の LTS とは

ChromeOS では、更新頻度と安定性に応じて複数のチャンネルがあります。その中でも LTS (Long-term Support) は、企業や教育機関が安定した環境で長期間運用できるよう設計されたチャンネルで、約 6 ヶ月ごとに機能追加などを含むメジャーアップデートが行われます。

メジャーアップデートの間は、今回のような脆弱性修正を中心としたマイナーアップデートがあり、デバイスの安全性と安定性を維持できるようになっています。

なお、LTS の次期バージョン候補として LTC (Long-term Support Candidate) チャンネルも用意されており、管理者が事前に検証を行うことが可能です。

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尾村 真英
Technical Writer
HelenTech を運営している 尾村 真英 です。これまでに 50 台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動し、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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