Lenovo が開発を進めている、MediaTek Kompanio Ultra を搭載した Chromebook Plus タブレット「Sapphire」が、開発の最終テスト段階に入ったことが明らかになりました。
Chromium Gerrit の最新コミットからファームウェアが確定したことが判明しており、過去のリリーススケジュールを踏まえると、8 月に開催される Google Pixel のハードウェア発表イベントまたは 9 月以降のイベントで発表される可能性があります。
ファームウェアの確定と想定されるスケジュール
最新の Chromium Gerrit におけるコミットから、Sapphire が公式に「system lock for FW qual」のフェーズに入ったことが判明しています。

これは開発サイクルのうち、最終テストに向けてファームウェアの仕様を確定させる段階であり、ハードウェアの仕様も定まっているため、量産体制への移行が近いことを示しています。
2024 年に発売された Lenovo 製 Chromebook「Ciri(Lenovo Chromebook Duet 11 Gen 9)」の場合、4 月末にファームウェアが確定し、同年 9 月に発表されました。
この 4 ヶ月というタイムラインを Sapphire に当てはめると、8 月中旬から下旬にかけてリリースされる計算になります。Google は過去 2 年間、フラッグシップの Google Pixel 発表イベントを 8 月に前倒しして開催しており、この 8 月あるいは 9 月以降のイベントで Sapphire が発表される可能性が考えられます。
Sapphire の仕様のおさらい
Sapphire は、Chromebook Plus デバイスとして高度な仕様を備えていることがこれまでの調査で確認されています。主な特徴は以下の通りです。
- 13 インチ高解像度ディスプレイ
- MediaTek Kompanio Ultra 910 プロセッサ
- ワイヤレス充電対応の USI スタイラスペン
- サブバッテリー内蔵の着脱式キーボード
- LED ライトバーの搭載
Chromebook Plus としてだけでなく、同じタブレットタイプとなる Apple の iPad Pro などに対抗しうるプレミアムなデバイスとして設計されています。Sapphire のより詳細なスペックや、これまでの開発の経緯については以下のまとめ記事をご覧ください。
日本市場への投入と次世代 OS の可能性
日本市場において、Lenovo や ASUS のデタッチャブルタイプの Chromebook (Duet や CM Detachable シリーズなど)は人気が高く、広く普及しています。
ただし、いずれもエントリーからミッドレンジクラスのスペックであり、今回の Sapphire は「Lenovo Chromebook Plus Gen 10」と同じ Kompanio Ultra を搭載したハイエンドモデルとなる点が異なります。
すでに国内でも「Lenovo Chromebook Plus Gen 10」は発売されているため、同じプロセッサを搭載する Sapphire もリリースされる可能性は十分にあります。
価格は 10 万円を超えてくるレベルになると思いますが、「Lenovo Chromebook Plus Gen 10」のパフォーマンスと完成度、Sapphire が最初の Chromebook Plus タブレットになることを考慮すると、個人ユーザーや法人向けとして魅力的な選択肢になる可能性があります。
また、Google は現在、ChromeOS を Android 基盤に再構築する「Project Aluminium (Aluminium OS)」を進めており、Sapphire はこの新しい OS の最初のフラッグシップモデルとしてリリースされる可能性もあります。
まとめ
Lenovo 製のタブレット Sapphire のファームウェアが確定段階に入ったことで、デバイスの発表が近づいています。
過去のリリーススケジュールから導き出される 8 月や 9 月というタイムラインは、近年の Google のイベントスケジュールとも一致しています。
実際の発表があるまでは未確定な部分もありますが、高性能な Chromebook Plus タブレットの登場に期待です。


