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Anker Power Bank (30W, 10,000mAh, Fusion, Built-In USB-C)の実機レビュー

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今回の記事では、Ankerが2024年6月20日に発売したケーブル一体型 10,000mAh モバイルバッテリーと 30W 急速充電器が1つになった、「Anker Power Bank (30W, 10,000mAh, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)」の実機レビューをお届けします。

この10,000mAh になった Anker Power Bank Fusion Built-In USB-C4月後半に発売された 5,000mAh モデルから容量の増加と充電速度の一部変更が加わっており、大容量化に伴いサイズがわずかに変更されたものの、基本的には似た使い勝手となっています。ここでは前回の5,000mAhとの微妙な違いを紹介しつつ、さくっとレビューしていきます。

目次

実機レビュー

まず、同じ Anker Power Bank 30W Fusion 5,00mAh モデルとの違いについて、簡単にまとめると次のような違いがあります。

  • 10,000mAh
  • モバイルバッテリーで最大30W
  • 108×51×31mm
  • 約250g
  • コンセントに垂直にささる
  • 5,000mAh
  • モバイルバッテリーで最大22.5W
  • 83×50×31mm
  • 約200g
  • コンセントに水平にささる

ごくわずかな違いと言えますが、大きな変化はモバイルバッテリーとして使用したときに、最大30W出力ができるようになりました。一体型の USB-C ケーブルとUSB-Cポート経由の両方に適用され、これにより Chromebook や MacBook Air をモバイルバッテリーとして充電できるようになります。

前世代はコンセントに挿しているときは最大30Wでしたが、モバイルバッテリーとして利用すると最大22.5Wにしかならず、Chromebook などを充電すると「低電力の電源」の警告が出てしまいました。ここが改善したことにより、ケーブルを別途取り出したりする必要もなく簡単に充電ができます。

容量も増えたことで、スマートフォンやタブレットなら1回(以上)の充電は可能ですし、Chromebookなどの30W充電に対応したデバイスも急場を凌ぐ程度であれば十分になりました。

一方、本体サイズは少し大きくなっており、幅と厚みは10,000mAhと5,000mAhとほぼ変わりませんが、10,000mAhのほうがやや縦長の形状になっています。

約25mmの長さの違いがあるため、使っているケーブルポーチやポケットなどからはみ出してしまうかもしれません。また、付属のケーブルも少し長くなっています。

また、本体が少し大きくなったことでコンセントに差す向きも変わっています。5,000mAhはコンセントに向かって水平方向に本体が刺さりましたが、10,000mAhはコンセントから垂直方向(L字のよう)に刺さります。

それでいて少し本体の長さがあるため、コンセントの場所や位置によっては上下にある何かと干渉してしまう可能性があります。ただ、ありがたいことに新幹線の座席にあるコンセント(足元と肘掛け部分)は問題なく使うことができました。肘掛け部なら一体型ケーブルを使ってスマートフォンなども手元で充電できます。

ちなみに一体型ケーブルの長さに微妙な違いがあり、5,000mAhモデルは約15cm、10,000mAhは約20cmとなっています。

上が10,000mAh、下が5,000mAh

このほかの点では、バッテリー残量が本体側面にLED表示されるため把握しやすいことや、ケーブル一体型のおかげで持ち運ぶケーブルを減らすこともできる点は5,000mAhと変わりありません。

5,000mAhと10,000mAhのどっちを選ぶ?

10,000mAh と 5,000mAh のどちらを選ぶかですが、これはシンプルにモバイルバッテリーとしての容量が大きいほうが良いか、スマートフォンだけを充電するのかタブレットや Chromebook などノートPCも充電したいかです。

どちらもコンセントに差した状態で USB-C ケーブルを使えば30Wで充電されるため、モバイルバッテリーとして使うときの差だけで考えるほうが悩まずに済みます。

スマートフォンだけを充電する目的で、いざというときのために持ってときたいのであれば5,000mAhでも十分ですが、写真や動画撮影、テザリング、ゲームなどバッテリーを食う使い方の充電が前提であれば10,000mAhのほうが安心です。また、モバイルバッテリーでタブレットやノートPCの充電も考えているなら10,000mAhです。

一方、カフェやコワーキングスペース、職場などコンセントのある状況でノートPCは主にコンセントを使うという場合で、充電するにしてもスマートフォンくらいだけどいざというときの切り札という感じであれば5,000mAhモデルで十分です。

ここは悩ましいところですが、大は小を兼ねる精神で10,000mAhモデルもアリなものの、モバイルバッテリーとして活用する機会が少ないと50gとは言え重くなり、若干かさばることがネックです。

私の場合、最近ずっと10,000mAhを持ち歩いていますが、モバイルバッテリーで Chromebook を充電することがほぼなく、どちらかといえば写真撮影やテザリングで消耗した Pixel スマートフォンの充電がメインです。また、コンセントがある場所ならUSB-Cケーブル経由で Chromebook を充電し、別の短いケーブルで Chromebook 経由でスマートフォンを充電するという使い方をしています。

このような状態になると10,000mAhも5,000mAhも変わらなくなってしまい、どうせなら少しでも軽くて小さい5,000mAhモデルでも十分でした。

とは言え、様々なデバイスに応用できるのは間違いなく10,000mAhモデルですし、スマホやノートPCが充電できるかわからない場所や状況にいる場合は10,000mAhモデルのほうが確実に安心できるので、これから購入するユーザーは最初に10,000mAhから検討してみることをおすすめします。

まとめ

ということで、移動する場所の電源事情やモバイルバッテリーの使用がスマートフォンやタブレット、アクセサリー類に限られるのであれば 5,000mAh でも問題はありませんが、重さや若干のかさばりを気にしなければ 10,000mAh モデルを持っているほうが安心できるためおすすめです。

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尾村 真英
Technical Writer
HelenTech を運営している 尾村 真英 です。これまでに 50 台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動し、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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