「Anker Power Bank (30W, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)」をレビュー。荷物を減らしたい人におすすめ

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今回の記事では、Ankerが2024年3月21日に発売したケーブル一体型 5,000mAh モバイルバッテリーと 30W 充電器が1つになった「Anker Power Bank (30W, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)」を購入したので実機レビューをお届けします。

この新しい「Anker Power Bank Fusion (30W, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)」は Anker では初となるケーブル一体型モバイルバッテリー兼充電器の 3-in-1 モデルで、5,000mAh バッテリーと一体型ケーブルおよび USB-C ポート経由による給電が可能となっています。本体のサイズもコンパクトかつ軽量で、これまで充電器とモバイルバッテリーを別々に持ち歩いていたユーザーには便利なアイテムです。

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「Anker Power Bank Fusion (30W, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)」のサイズは83 x 50 x 31mmとなっていて、5,000mAh バッテリーが内蔵されているにもかかわらず「Anker 735 Charger」よりも一回り大きい程度、MacBook Pro 16 の 140W USB-C Power Adapter の半分ほどの大きさとなっています。

本体の上部にはディスプレイがあり、ここからモバイルバッテリーの残量や充電中かどうかの確認ができます。

ケーブルが一体型になっているものの収納できるわけではないためトータルで幅は取りますが、充電器&モバイルバッテリーでこのサイズ感はかなり優れています。重さは実測で204gだったので、最近主流のスマートフォン1台分ほどの重さで済むことも魅力です。

一体型のケーブル部分はケーブルが暴れたり捻れないようにガードが付けられていますが、未使用時はケーブルが飛び出てしまう(引っ掛けるループのように)ため、収納時には邪魔になる可能性があります。

コンセントのプラグ部分は折りたたむことができるため、これが持ち運びの邪魔になることはありません。コンセントを利用することで、内蔵のモバイルバッテリーを充電することができ、さらに USB-C ポートと一体型ケーブルを経由して接続したデバイスをパススルー充電することもできます。

Anker Power Bank Fusion のモバイルバッテリー自体を充電するときにはそのままコンセントに差すか、USB-C 経由または一体型ケーブルのどちらを使っても充電できます。他のデバイスを充電しているときには、接続している他のデバイスの充電が完了してからモバイルバッテリーの充電が行われます。

ちなみにコンセントに差したとき、それなりの大きさになる別のコンセントの大きさなどによっては2つ捺せない可能性もあるので注意してください。

一体型ケーブルを利用して給電するときには最大22.5Wで出力できるため、急速充電に対応するスマートフォンやタブレット、イヤホンなどのアクセサリーを充電することもできます。これはコンセントに差してもモバイルバッテリーとして充電しても同様です。私の Pixel Fold も急速充電されました。

ただ、一体型ケーブルで Chromebook などノートパソコンなどへの充電をしようとしても「低電力の電源に接続されています」と表示されるため、そういった大型デバイスを充電するときにはもう一つの USB-C ポートを利用する必要があります。USB-C ポート経由では最大30W出力で給電することができ、こちらを利用することで Chromebook や MacBook Air などのノートパソコンも充電することができます。

補足: コンセントから USB-Cポート 経由で充電する場合には30Wになりますが、モバイルバッテリーとして USB-C ポート経由で充電すると最大22.5Wにしかならず、Chromebook等では「低電力の〜」と表示されてしまいます。なので、ノートPCなどへの給電を目的とした場合には出力が足りないため、スマホやタブレット向けのモバイルバッテリー兼PC等への給電も可能な30W充電器の一体型と捉えてください。

ちなみに一体型ケーブルを伸ばしたときに稼働できる長さは約15cmでした。新幹線でも肘掛けに電源があれば2つのデバイスを充電できますが、足元にコンセントがある場合は一体型ケーブルは届かないため、USB-Cポート経由で1つのデバイスへの充電が中心となると思います。

少し触って見て気になる点と言えば、飛び出ている一体型ケーブルが地味に幅を取るので収納方法を少し考える必要があります。私はノートPCを充電するためのケーブルを本体に巻くという方法を取りました。これなら少しだけコンパクトにできました。

また、一体型ケーブルがダメになったときユーザーで交換することができないことです。これは Anker に限った問題ではないので、そのときは買い直すことになりそうです。

あとは2つのデバイスを充電するのであれば、結局ケーブルはもう1本必要になるという点です。とは言え、Anker Power Bank Fusion とケーブル1本で済むと思えば荷物は減るので気分的な問題です。

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まとめ

これまで日帰り出張などでは充電器とモバイルバッテリー、ケーブル2〜3本という持ち運びをしていましたが、「Anker Power Bank Fusion (30W, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)」であれば本体とケーブル1本だけで済むため少し身軽になれます。

コンセントがあればすぐにモバイルバッテリーを充電でき、パススルーで給電したり一体型ケーブルで手軽にスマホなどへの給電をコレ1台で済ませられるというのがメリットですので、少しでも荷物を減らしたいユーザーにはオススメな充電器兼ケーブル一体型モバイルバッテリーです。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

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