Google は 2026 年 5 月 25 日、開発プラットフォーム Google Antigravity 向けに、新しいモデル設定「Gemini 3.5 Flash (Low)」をリリースしました。
Google エンジニアの Varun Mohan 氏が X(旧 Twitter)への投稿で明らかにしたもので、社内テストでは通常の Medium 設定と比べてトークン生成数が約 45% 少なく、ソフトウェアエンジニアリング (SWE) タスクでは旧世代の Gemini 3 Flash (High) を上回る性能を示したと述べています。
あわせて、無料・有料を問わず全プランのクォータが一斉リセットされています。
Gemini 3.5 Flash (Low) の概要
Gemini 3.5 Flash は Google I/O 2026 で発表されたモデルで、エージェント処理やコーディング用途に特化して設計されており、今回追加された (Low) はこのモデルのトークン消費を抑えた設定です。


Mohan 氏の発表によると、(Low) は Medium 比で約 45% 少ないトークンで動作しつつ、SWE タスクでは Gemini 3 Flash (High) よりも高いスコアを示しています。
Antigravity では現在、Gemini 3.5 Flash の思考レベルを Low、Medium、High の 3 段階で切り替えられるようになっています。実際に筆者も確認できました。


相次ぐクォータ問題への対処
今回のリリースは、Google I/O 2026 後から続くトークンクォータ不足への対処策として打ち出されたものです。
Antigravity の Gemini 使用制限が大幅に引き上げられたにもかかわらず、Gemini 3.5 Flash を標準モデルとして採用して以降、Google AI Pro や Ultra ユーザーを中心にわずかな作業でクォータを使い切ってしまうという報告が相次いでいました。
この状況を受け、5 月 24 日(現地時間)には CEO の Sundar Pichai 氏が使用制限の改善を約束する声明を発表しており、今回の Gemini 3.5 Flash (Low) のリリースは、その対策の一つとして位置づけられます。
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