Google の次期フラッグシップスマートフォンに搭載される「Tensor G6」と「Pixel 11 Pro XL」と見られるデバイスのベンチマークが、Geekbench に初めて登場しました。
登録されているデバイスのコードネームは「Kodiak」とされていますが、これは以前報じられた内部情報から「Pixel 11 Pro XL (PKK4)」を指していることが分かっています。
また、テストされているデバイスのチップセットの仕様から Tensor G6 (少なくとも Tensor G5 ではない) の初期プロトタイプである可能性が高いと見られています。
7 コア構成と高クロック化、新型GPU
今回の Geekbench の情報から、Tensor G6 は従来の 8 コアから 7 コア構成へと変更され、CPU のクロック周波数が大きく引き上げられていることが確認されました。
- Arm C1-Ultra プライムコア (最大 4.11GHz) × 1
- Arm C1-Pro パフォーマンスコア (最大 3.38GHz) × 4
- Arm C1-Pro 高効率コア (最大 2.65GHz) × 2
現行の Tensor G5 と比較するとコア数は 1 つ減っていますが、各コアのクロック周波数は大幅に引き上げられています。
また、グラフィックス (GPU) についても変更が見られ、Tensor G5 では PowerVR DXT-48-1536 が採用されていましたが、今回のリストでは PowerVR C-Series CXTP-48-1536 が搭載されていることが確認できます。
ベンチマークスコア
ベンチマークスコア自体は、シングルコアが 845、マルチコアが 2,657 と非常に低い数値となっています。
Tensor G5 を搭載した Pixel 10 Pro の実機スコアがシングルコア 2,301、マルチコア 5,860 であったことを踏まえると、今回のデバイスは開発初期段階のプロトタイプであり、最適化が進んでいない状態であると考えられます。そのため、最終的な製品ではスコアは大幅に向上するはずです。

スマートフォン向け SoC としては異例の 7 コアですが、Qualcomm の Snapdragon 8 Elite でも 7 コア版が存在しているため、発熱とパフォーマンスのバランスを見直した結果の新しいアプローチであると考えられます。
なお、RAM容量はフラッグシップ機としてはやや控えめな 12 GB と記載されています。
まとめ
現時点でこのベンチマーク情報が完全に本物であるという確証はありませんが、今年後半に予定されている Pixel 11 シリーズの登場に向けて、GoogleがTensorチップの大幅なアーキテクチャ刷新をテストしている可能性は十分に考えられます。
また、2024 年後半にリークされた内部文書とされる情報によれば、Google は Tensor G6 で発熱問題の解消とバッテリー駆動時間の改善、さらにコストの削減も検討しているとされていました。そのため、Tensor G5 と比べていくつかのダウングレード(トレードオフ)がある可能性もあります。
いずれにしても、現時点ではまだ詳細ははっきりとしないため、今後の進展に期待です。
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