Google は 2026 年 5 月 19 日(現地時間)、Google I/O 2026 において、スマートウォッチ向けプラットフォームの次期メジャーバージョン「Wear OS 7」を正式に発表しました。
Wear OS 6 から引き続きバッテリー効率の向上が図られており、Wear OS 6 から Wear OS 7 へアップグレードした場合、平均的な使い方でバッテリー持続時間が最大 10% 改善するとしています。
今年後半に登場する一部のスマートウォッチでは、Gemini Intelligence も搭載される予定です。
Live Updates でリアルタイム情報を手元に表示
Wear OS 7 では、「Live Updates」機能が導入され、スマートフォンアプリやウォッチアプリからのリアルタイム情報を、ウォッチフェイス上で手軽に確認できるようになります。
通知の表示は段階的になっており、ウォッチフェイス上には小さな通知アイコンとして表示され、通知ページではアプリごとに詳細な情報が展開されます。


たとえばフードデリバリーアプリでは、配達状況のカウントダウンが通知カードに表示され、展開ビューでさらに詳細な情報を確認できます。
タイルからウィジェットへ。Android との統一デザインに
従来の全画面タイルに代わり、Wear OS 7 ではウィジェット形式の「Wear Widgets」が導入されます。
2×1 または 2×2 のブロック形式で、Android 16 のウィジェットと共通したレイアウトに統一されており、スマートフォンとスマートウォッチの間でデザインの一貫性が高まります。


なお、Samsung の Galaxy Watch のようにウィジェットを同一画面上に重ねて並べる機能は、現時点では確認されていません。
Gemini との連携、音声操作、タスク自動化
今年後半に登場する一部モデルでは、Gemini Intelligence の搭載が予定されており、よりパーソナルなアシスタント機能が利用できるようになります。
Gemini との連携では、対応アプリに対して音声で操作を指示できるようになります。また、開発者側の対応不要で、対応スマートフォンアプリのタスクをウォッチから直接呼び出して実行・追跡できる「タスク自動化」機能も近日公開予定です。
いずれの機能も現時点では詳細が限られており、正式な提供時期は明らかになっていません。
Wear OS 7 では「Wear Workout Tracker」と呼ばれる標準的なワークアウト追跡機能も組み込まれる予定です。


心拍数モニタリングやメディアコントロールを含む統一されたフィットネス追跡画面が用意されることで、フィットネスアプリ間で共通の操作感が実現されます。
ASICS Runkeeper との協力のもと開発が進められており、年内に Wear OS へ組み込まれる予定です。
メディアコントロールも強化
Wear OS 7 ではアプリごとにメディアプレーヤーの自動起動をオン・オフできる設定が追加され、スマートフォンで再生を開始した際に、ウォッチ側で自動的にコントロールを表示するかどうかをアプリ単位で管理できます。


また、新たに「Remote Output Switcher」が統合され、ウォッチのメディアコントロール画面から、スマートフォンで再生中のコンテンツの出力先を切り替えられるようになります。Bluetooth デバイスに加え、Google Cast 対応デバイスへの切り替えも可能です。
提供時期について
Wear OS 7 の一般向け提供は 2026 年後半が予定されていますが、開発者向けには Wear OS 7 Canary エミュレーターがすでに公開されており、Android 17 をベースにしていることも明らかにされています。
対象のデバイスの詳細はまだ発表されていませんが、Pixel Watch 4 あるいはそれ以降のモデルや、最新の Samsung Galaxy Watch などで展開される可能性があります。








