2026 年 3 月は、各メーカーから新しいプロセッサを搭載した Chromebook の発売情報や、次世代デバイスの開発状況が明らかになりました。
ソフトウェア面では ChromeOS 146 安定版がリリースされ、これまでに報告されていたバグの修正が実機で確認されています。
2026年3月に HelenTech でお伝えした Chromebook 関連の主要なニュースをまとめます。
国内発売・予約開始モデル
国内市場向けに、エントリーからスタンダードクラスの新しいモデルが発表されています。
Amazon では、Intel N50 と 8GB RAM を搭載した 15.6 インチ「Acer Chromebook 315 (CB315-7H-H18P)」が3月31日に発売されます。
また、Kompanio 528 を搭載したコンバーチブルモデル「Lenovo 300e Yoga Chromebook Gen 4」が Amazon 限定モデルとして4月17日に発売予定です。
- Amazon で Kompanio 528 搭載「Lenovo 300e Yoga Chromebook Gen 4」が4月17日に発売
- Amazon で Intel N50 搭載15.6インチ「Acer Chromebook 315 CB315-7H」が3月31日に発売
このほか、IIJmio から LTE 通信に対応した「ASUS Chromebook CM30 Detachable」の販売が開始され、回線とのセット販売を行っています。
海外モデルの販売状況と仕様公開
米国 Amazon にて、Intel Core 3 N355 を搭載する 15.3 インチ「Lenovo Chromebook Plus i 15″」や、MediaTek Kompanio 540 を搭載する「Lenovo Chromebook m 14″」の販売が開始されました。
いずれも日本への直送に対応しており、国内モデルと比較しても費用を抑えやすいため、US 配列キーボードを必要とするユーザーにとっては実用的な選択肢になります。
- 「Lenovo Chromebook Plus i 15″」が429ドルで米 Amazon に登場。日本直送対応、4月21日に発売へ
- Kompanio 540 搭載「Lenovo Chromebook m 14″」が米 Amazon に登場。300ドルで日本直送対応
また、ASUS からは Kompanio 540 搭載の「Chromebook CM14 / CM15」の詳細なスペックが公開され、15.6 インチの CM15 については日本公式サイトにも情報が掲載されました。
次世代デバイスの開発状況
今後の展開として、次世代チップを搭載するハイエンドデバイスの開発状況が確認されています。
Snapdragon X Plus を搭載する開発ボード「Bluey」や「Mica」において、LED ライトバーが搭載される可能性が報告されました。特に「Mica」は OLED パネルや 5G 通信に対応する可能性もコードから示唆されています。
さらに Snapdragon X から派生した新 SoC と思われる「Calypso」と、それを搭載する次世代 Chromebook 「Mensa」の開発が開始したことも判明しました。
また、Lenovo が開発を進めている Kompanio Ultra 搭載のタブレット「Sapphire」は、13インチディスプレイ、ワイヤレス充電対応の USI ペン、LED ライトバーを備える構成になることが判明しています。
ChromeOS のアップデートと不具合情報
ChromeOS 146 安定版の配信が開始され、このアップデートでは Chrome ブラウザ側における深刻度「Critical」を含む 24 件のセキュリティ脆弱性が修正されています。
バグ修正の面では、ChromeOS 144 以降で「Android アプリの開発」設定(ADB デバッグ)が削除されていた問題が ChromeOS 146 にて修正され、設定が復活したことを実機で確認しました。
一方で、ChromeOS 145 から報告されている「Linux ターミナルが即座に閉じてしまう」問題や、「.deb ファイルをダブルクリックでインストールできない」問題 については根本的な解決に至っておらず、ターミナルからの操作や暫定的な回避策を用いた運用が必要です。
- ChromeOS 146 の管理者向けリリースノートが公開。ローカルカメラフォルダのポリシー追加など
- ChromeOS 146、不具合・バグ報告と修正状況のまとめ
- Chromebook の「Android アプリの開発」機能の削除問題、ChromeOS 146 で修正を確認
- [更新] ChromeOS 145 で Linux ターミナルが起動しない問題、Google が調査を開始。回避策もあり
- Chromebook、Linux 向け .deb ファイルをダブルクリックでインストールできなくなる。ChromeOS 145 で確認
Aluminium OS と今後の展望
Google の Android エコシステム担当プレジデントである Sameer Samat 氏へのインタビューから、Android と ChromeOS の統合プロジェクト「Aluminium OS」が 2026 年後半のリリースに向けて進行していることが示唆されました。
Aluminium OS は AI 機能やクロスデバイス連携を強化したアプローチとなり、既存の ChromeOS は教育機関や企業向けとして独自のポジションを維持する方針が示されています。
その他周辺機器・サービス
ハードウェア以外の動向として、Google は Back Market と提携し、古い PC 向けに ChromeOS Flex を手軽に導入できる 3 ドルのインストール用 USB メモリの限定販売(海外市場)を発表しました。
また、サンワサプライからは Google の「Works With Chromebook」認証を取得した 45W 出力の USB PD 対応 AC 充電器「ACA-PD108BK」が発売されています。
なお、Chromebook Plus の購入特典である「Google AI Pro プラン 1 年間無料」において、特典が正常に受け取れないシステムエラーが継続して報告されており、解決には専用サポートへの直接の問い合わせが必要な状況が続いています。


