Google は Chromebook に Android の一部を統合し、より多くの AI 機能を提供する予定と発表

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Google は ChromeOS (Chromebook) 上で Google AI の新機能を素早くかつ広くユーザーに展開し続けるために、Android Linux Kernel や Android Framework などの Android スタックの一部を ChromeOS の基盤の一部として採用する予定であることを発表しました。

これまでにも Google は ChromeOS で Android アプリを利用可能にし、ChromeOS 122 から Bluetooth スタックの統合が開始されるなど、Chromebook と Android はかなり近づいています。今回の発表では Android ベースの技術スタックを ChromeOS に取り入れることで、「ChromeOS の中核にある AI イノベーションのペースを加速させ、エンジニアリング作業を簡素化し、スマートフォンやアクセサリなどの様々なデバイスと Chromebook の連携を強化する」といったメリットがあることを伝えています。また、ChromeOS ユーザー、企業、学校などにおいてセキュリティや一貫した外観と操作性、管理機能は引き続き提供するとしています。

上辺だけを見れば ChromeOS と Android が統合されると言われそうではありますが、実際には Android の一部を ChromeOS と深く繋げることで、Chromebook でも AI 機能を含めて多くの Android の機能を利用できるようになります。具体的にどのように機能していくかはまだわかりませんが、少なくとも ChromeOS と Chromebook にとっては良いニュースだと思います。

ただし、今回の発表を行った記事によれば、技術スタックの改善は現在開始されているものの、消費者向けに提供されるまではまだしばらくかかるようです。準備が整い次第、更新されたエクスペリエンスへのシームレスな移行を提供するとしていますが、具体的なスケジュールは示されていません。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

月間平均130万PVの当サイトを8年以上運営している 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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