今回の Talk on Chromebook by HelenTech は「この1週間であったChromebook関連ニュースをピックアップ」の2024年第19回目をお届けしていきます。
対象にしているニュースの期間は2024年05月18日から24日までとなっていて、今週は海外の新機種とChromeOSの機能に関する話題が中心となります。
なお、新機種に関しては2つの Chromebook Plus モデルがあり、どちらも Best Buy に登場したもので Chromebook Plus の第1弾として登場した機種のアップグレードモデルとなります。
Acer Chromebook Plus 516 GE が Best Buy に登場
まず1つ目ですが、Intel Core 5 120U を搭載する Acer Chromebook Plus 516 GE が登場しました。以前からリリースが期待されていたモデルで、外装に大きな変更はないものの色合いがアイアンからオブシディアンに変更されたことで、よりスタイリッシュな見た目に変わりました。
また、プロセッサが前世代の Core i5-1240P から Core 5 120U へとアップグレードされています。これによる劇的な性能向上は見込めませんが、順当なアップグレードとなりました。
それ以外の点では前世代から変わっておらず、開発中の情報から RGB キーボードがより明るくなっていることは期待できます。価格は649ドル、日本円では約10万円ほどで販売されています。
Core i5-1335U 搭載の ASUS Chromebook Plus CX34 が Best Buy に登場
新機種の2つ目は、ASUS から Core i5-1335U を搭載した ASUS Chromebook Plus CX34 CX3402 が登場しました。先代は Core i3-1215U を搭載していたので、CPUがアップグレードされたことで性能の向上が期待できるほか、USB-Cポートが Thunderbolt 4 規格へとアップグレードされています。
その一方で、バッテリー駆動時間が前世代では10時間だったものの8時間に減っています。CPUとポート以外には変わらず、価格は499ドル、日本円では約7.9万円ほどで販売されます。
海外では Core i3-1215U のモデルが399ドルで販売されており、いまここで Core i5-1335U のモデルを出す必要があったのかどうかは疑問です。
ChromeOS 124 に3回目のマイナーアップデート
続いて ChromeOS の話題ですが、ChromeOS 124 に3回目のマイナーアップデートが展開されています。このアップデートでOSバージョンの末尾が219から225へと更新されました。リリースノートでは特に内容の言及はないため、定例のバグ修正とセキュリティアップデートとなっています。
ChromeOS 125 Beta でゲームダッシュボードが導入
そして1つ先のバージョンとなる ChromeOS 125 Beta では、新しい「ゲームダッシュボード」という機能が導入されています。「ゲームダッシュボード」はAndroidアプリとクラウドゲームサービスの両方でゲームをプレイするときに使うことができ、ボタンマッピングで画面上の操作をキーボードに割り当てたり、画面の録画などができるようになるツールです。
タッチのみに対応したゲームをキーボードでプレイしたい場合や、タッチ非対応のChromebookでゲームをプレイしたい場合などに便利です。
この機能を試すにはフラグを有効にする必要がありますが、うまく機能していることを確認しました。
「add to chromebook」バッジの導入
最後に、ChromeOS に最適化されているアプリに「add to chromebook」、日本語では「chromebook に追加」というバッジが表示されるようになりました。
これは Google I/O 2024 の ChromeOS の新機能セッションで発表されたもので、ChromeOS 向けに最適化された Android アプリやプログレッシブウェブアプリのインストールページなどで表示されます。すでにいくつかの人気のあるアプリのページで表示されています。
これにより ChromeOS に最適化されたアプリかどうか判断でき、アプリをインストールしやすくなります。
以上が、今回の「この1週間であったChromebook関連ニュースをピックアップ」の内容となります。これ以外のニュースについては以下にまとめますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。