一部の Pixel ユーザーに影響を与えていた「ロック中に有線接続しても Android Auto が起動しない」問題について、原因が Google Pixel の「高度な保護機能」との競合であることが判明しました。
Android Authority が Android Auto アプリの APK 解析を行ったところ、バージョン 17.2.662614 のコードには、この競合を設定画面や通知で利用者に説明する機能が追加される準備が進められていることが確認されています。
これまでの経緯
Android Auto には、スマートフォンをロックした状態のままケーブルを接続するだけで自動的に起動する設定があります。しかし、ここ数か月にわたり、主に Pixel スマートフォンのユーザーから、この設定を有効にしていてもロックを解除しない限り Android Auto が車のディスプレイに表示されないという問題が報告されていました。
この件について Google は修正が展開中であるとコメントしていたものの、原因については明らかにしていませんでした。
原因は「高度な保護機能」との競合
今回の報告では、問題の原因は Pixel 6 以降で利用できる Android の「高度な保護機能」に含まれる USB 保護であることが判明しました。
USB 保護が有効な状態でスマートフォンがロックされている場合、USB ポート経由のデータ通信やアクセスはロック解除まで遮断されるため、Android Auto 側の設定で「ロック中でも自動起動する」ようにしていても、高度な保護機能によって起動しない状態になります。


そのため、発生していた問題は不具合ではなく、高度な保護機能がちゃんと機能した結果と言えます。
設定画面と通知に説明を追加
Android Auto バージョン 17.2.662614 では、この競合によって起動しないことをユーザーに伝えるための変更が 2 か所で確認されています。いずれも高度な保護機能が有効になっている場合に表示されるものです。
- 設定画面の文言変更: ロック中の自動起動に関する設定項目に、高度な保護機能が有効な場合のみ補足の説明文が表示
- 新しい通知の追加: 高度な保護機能が有効な状態で、ロックしたスマートフォンを USB ケーブルで接続した場合には、高度な保護機能が有効であることと、Android Auto の起動にはロック解除が必要であることを知らせる通知が新たに表示


これにより、原因のわからないまま接続できずに困っていたユーザーも、原因を特定しやすくなります。ただし、記事執筆時点ではまだ配信されておらず、今後のアップデートで導入される見込みです。
なお、Android の「高度な保護機能」は Pixel スマートフォンの [設定] > [セキュリティとプライバシー] > [高度な保護機能] から確認することができます。








