Google が今年 8 月にリリースを予定している Pixel 11 シリーズに搭載される Tensor G6 チップの CPU コアの構成や採用される GPU について、新たな情報がリークされました。
この情報は、過去に話題となった Tensor G6 のアーキテクチャ変更に関する噂を裏付ける内容となっており、CPU については改善と言えるものの、GPU については後退となる可能性があります。
7 コア構成に変更される CPU
今回のリークは、Telegram チャンネル Mystic Leaks によるもので、画像の一部は伏せられているものの、Pixel 11 シリーズを示すコードネームが確認できます。

この情報では、Tensor G6 の CPU は、Tensor G5 で採用されていた 8 コア構成から 7 コア構成へと変更される可能性が示されています。
このコア数とクロック速度のデータは、数ヶ月前に登場した Pixel 11 Pro XL のものとされる Geekbench ベンチマーク結果とも一致しており、このベンチマーク情報が正確であれば、Tensor G6 は 4.11 GHz のプライマリコアを 1 つ搭載することになります。
また、CPU コアには Samsung の Exynos 2600 と同じ Arm の最新コアである C1-Ultra および C1-Pro が採用されると見られています。これにより、CPU 処理能力の向上が期待できます。
旧世代の PowerVR CXT へ移行する GPU
一方で、Tensor G6 の GPU には Imagination Technologies の PowerVR CXT-48-1536 が採用されると記載されています。
この PowerVR CXT-48-1536 は 2021 年のアーキテクチャに基づくもので、Tensor G5 で採用された DXT-48-1536 よりも古いモデルになります。
過去の報告でも、Google は Tensor G6 の開発においてダイサイズの最小化を優先しており、その結果として GPU を前の世代の設計に戻す選択をすると指摘されていました。
これが正しければ、グラフィックス性能の大幅な向上が見込めないため、高負荷なゲームプレイなどを重視するユーザーにとっては物足りないスペックになる可能性があります。
Google がソフトウェアの最適化によって、このハードウェアの制約をどのようにカバーするかが課題になりますが、物理的な性能の向上には限界が見えていることから、少なくともグラフィックスに関しては大きなパフォーマンス向上は見込めない可能性が高いと考えられます。
まとめ
Tensor G6 は、最新の Arm コアの採用による CPU 性能の向上が期待できる一方で、GPU を旧世代のものに切り替えるという選択が事実であれば、グラフィックス性能のアップグレードは期待できません。
これまでにも Google Pixel の Tensor と Qualcomm の Snapdragon、MediaTek の Dimensity は CPU だけでなくグラフィックス性能にも大きな差があると言われてきましたが、この傾向は Tensor G6 でも引き続き変わらない可能性があります。
なお、Google は Pixel 11 シリーズで新しい MediaTek M90 モデムや Titan M3 セキュリティチップ、Samsung M16 OLED パネルなどを採用する見込みで、グラフィックス性能以外の点では細かいアップデートがあることが期待されます。
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