Google が Pixel 10 シリーズで導入した「マジックサジェスト (Magic Cue)」を、Gemini の新機能とされる「Proactive Assistance」に統合する準備を進めていることが報告されました。
これは 9to5Google の Phone by Google (Google 電話アプリ) ベータ版 v229 を APK 解析したことによって発見され、マジックサジェストの内部コード名「beacon」と「Proactive Assistance」を結びつける新しいテキストの追加が確認されています。
電話アプリに追加された文字列
Google 電話アプリで発見されたテキストは、通話中に画面下部からポップアップを表示するための文言として、次のような内容が追加されています。
- タイトル : この通話に役立つ情報を確認
- 説明文 : Proactive Assistance を使うと、Gemini がこの通話に関するメールやメッセージから役立つ情報を表示します
- ボタンの説明 : Gemini から最適なタイミングで提案を受け取る
これまでマジックサジェストは、Gemini Nano を利用した機能でありながら、機能名や画面上の説明に Gemini という言葉を使ってこず、専用のアイコンも別に用意されていました。
今回追加された文言では、Gemini と Proactive Assistance の両方が明記されており、マジックサジェストという名称そのものが Proactive Assistance に置き換わる可能性を示しています。
Gemini アプリ側の文言も更新
Proactive Assistance という名称自体は、今回が初めて確認されたものではなく、Gemini アプリの設定画面でも以前から言及がありました。また、Gemini アプリ側も今回のベータ版で次のように文言が更新されていることが確認されています。
- Gmail やカレンダーなど、Proactive Assistance が提案に利用するアプリを選択してください
- Proactive Assistance は、画面の表示内容や通知、連携を許可したアプリの情報をもとに、最適なタイミングで提案します


この説明は、現行のマジックサジェストの仕組みとほぼ同じ内容です。以前の文言では、Proactive Assistance のために許可したデータはデバイス上のプライベートな暗号化領域で処理されるとも説明されており、この点もマジックサジェストと共通しています。
対応デバイスは Pixel 10 シリーズ以降か
マジックサジェストは、Pixel 10 シリーズに搭載された Tensor G5 と Gemini Nano によってデバイス上で処理され、ユーザーはいつでもオン・オフの切り替えやデータアクセスの制御が可能です。
「Proactive Assistance」への統合が実現した場合、対応機種が広がるかどうかは分かっていません。もし対応機種を広げるのであれば、こうした設計自体の見直しが必要になります。
ただし、Pixel 専用機能として引き続き提供されるのであれば、Pixel 10 シリーズ以降のデバイスを対象として、来月に発表が予定されている Pixel 11 シリーズで発表・導入される可能性があります。
日本語では「Magic Cue」が「マジックサジェスト」となりましたが、「Proactive Assistance」はどのように訳されるのかは不明です。











