LineageOS は、Google が進める「Android デベロッパーの確認 (Android developer verification)」について、提供するカスタム ROM には影響しないとする説明を公式ブログで公開しました。
これは LineageOS が Google Mobile Services (GMS) を搭載しておらず、今後も搭載する予定がないためです。
GMS を搭載していないため対象外
Android デベロッパーの確認は、Google Play や Google Play 開発者サービスなどの GMS を搭載する「certified (認証済み)」デバイスを対象とした仕組みです。
Google Play ストア、サードパーティストア、APK の直接インストールのいずれの手段であっても、アプリが本人確認済みの開発者に登録されている必要があります。
LineageOS によれば、GMS を搭載しない同プロジェクトは Google の Google Test Suite (GTS) 認証の対象にもならないため、検証システムである「AndroidDeveloperVerification」を組み込む義務も発生しないとしています。
例外的に影響が及ぶケース
LineageOS ユーザーであっても、GApps 提供元が任意で「AndroidDeveloperVerification」を組み込み、有効化する可能性は否定できないため、GApps パッケージをサイドロードした場合は例外的に影響を受ける可能性があります。
ただし、現時点では AndroidDeveloperVerification を組み込んで有効化するような GApps パッケージは把握していないとしています。仮に該当する GApps を使用している場合は、別のパッケージに切り替えることで回避できるとしています。
また、Google が将来的に検証機能を Google Play 開発者サービスに統合する可能性についても触れており、その場合は既存の一部の Google Play 開発者サービス関連機能に対してこれまでも行ってきたように、機能自体をグローバルに無効化する対応を取るとしています。
Google Play 開発者サービス搭載端末への規制内容
一方、GMS を標準搭載したデバイスを使用しているユーザーには、この規制が適用されます。該当デバイスでは、パッケージのインストール時に「AndroidDeveloperVerification」による審査が行われ、未登録の開発者によるアプリは、Google が用意する「高度なフロー」を経なければインストールできなくなります。
この規制は、Google が 2026 年 9 月 30 日からブラジル、インドネシア、シンガポール、タイの 4 か国で義務化する予定で、2027 年以降はグローバルに拡大されます。
「Keep Android Open」への署名
LineageOS は、Google が掲げるマルウェア対策としての目的については妥当だとしつつ、F-Droid や EFF (Electronic Frontier Foundation) などが指摘する、Google によるアプリ配布への関与が強まることへの懸念にも触れました。
そのうえで、他のオープンソース関連団体とともに「Keep Android Open」の署名活動に参加したことを明らかにしています。








