Google は 2026 年 6 月 24 日(現地時間)、Google Play における課金方法の選択肢の拡大と手数料体系の見直しを発表しました。
開発者は Google Play の決済システムに加え、独自の決済システムや外部 Web サイトへの購入誘導をアプリ内で利用できるようになります。
日本への適用は 2026 年 12 月 31 日が予定されています。
課金方法の選択肢が広がる
これまで Google Play では、デジタルコンテンツやサービスのアプリ内購入に Google Play の課金システムを使用することが基本でした。
今回の変更により、開発者は Google Play の課金システムと並行して、独自の決済システムを提供したり、外部 Web サイトへ購入を誘導したりすることが可能になります。
新しい課金選択プログラム(Billing Choice Program)は、現時点では英国および欧州経済領域(EEA)内のユーザーにデジタルサービスやコンテンツを提供する全開発者と、米国向けの既存プログラムを対象としています。今後、段階的に対象地域が拡大される予定です。
また、Google Play の標準的な支払い選択画面に代わり、Google のガイドラインに沿った独自の選択画面を開発者側でデザインすることも認められます。
手数料体系の変更
手数料の体系にも変更が加わり、これまで一体だったサービス料と決済料が分離されます。
年間収益の最初の 100 万ドル(USD)分および自動更新サブスクリプションに対するサービス料は 10% です。その他の取引については、以下のような手数料が適用されます。
| 自動更新サブスクリプション | その他の取引(新規インストール) | その他の取引(既存インストール) | |
|---|---|---|---|
| 年間収益 100 万ドルまで | 10% | 10% | 10% |
| 年間収益 100 万ドル超(標準) | 10% | 20% | 25%(アプリ内) 20%(外部リンク) |
| Games Level Up・Apps Experience 参加時 | 10% | 15% | 20%(アプリ内) 15%(外部リンク) |
Google Play Billing を使用する取引には、サービス料に加えて決済料が上乗せされます。
米国・英国・EEA では 5% ですが、独自の決済システムや外部リンク経由の取引には決済料は発生しません。日本を含むその他地域の決済料は今後発表予定です。
さらに、アプリ・ゲーム向けの優遇プログラムとしてリニューアルされた「Games Level Up」と、新設の「Apps Experience」プログラムが用意されており、要件を満たすアプリにはより低い手数料が適用されます。
地域別の適用スケジュール
各地域への適用日は以下のとおりです。
- 2026 年 6 月 30 日 : 米国・英国・EEA(課金選択拡大・手数料変更)
- 2026 年 9 月 30 日 : オーストラリア(課金選択拡大・手数料変更)、米国・英国・EEA・オーストラリア(手数料の優遇プログラムを開始)
- 2026 年 12 月 31 日 : 日本・韓国(課金選択拡大・手数料変更・優遇プログラムを開始)
- 2027 年 9 月 30 日 : その他の地域
Google は技術的なインフラ整備と各国の規制対応が必要なため、地域ごとに段階的な展開を行うとしています。








