Google は 4 月中旬のリリースを予定している Chrome 148 において、Web ページ上の動画および音声要素に対する Lazy Loading(遅延読み込み)機能の開発に取り組んでいることが明らかになりました。
この機能は、画面外にある非必須のリソースの読み込みを後回しにすることで、ページの初回読み込み速度を向上させ、データ通信量を削減するものです。
動画と音声が対象となる新しい遅延読み込み
Lazy Loading 自体は新しい技術ではなく、Chrome やその他の Chromium ベースのブラウザでは、すでに画像や iframe に対して標準でサポートされています。今回のアップデートは、その対象を直接配置された <video> や <audio> タグにまで広げるというものです。

YouTube などの動画埋め込み機能は iframe を経由しており、すでに遅延読み込みの対象となっているため大きな変化はありません。しかし、メディア要素が多く配置された重いページを閲覧する際などに、ページ全体の読み込みパフォーマンスが大きく向上します。
現在、この機能は Chrome Canary または Dev チャンネルのバージョン 148 以降でテストが行われています。
Chromebook やモバイル通信環境におけるメリット
今回のアップデートが適用されれば、画面外にある動画や音声のデータが自動的に読み込まれなくなるため、テザリング利用時などに不要なデータ通信量を消費してしまうのを防ぐことができます。
また、ブラウザ側のリソース消費も最小限に抑えられるため、メモリ容量が限られたエントリークラスの Chromebook でも、メディアが多く配置されたページを閲覧する際の動作がこれまでより少し身軽になることが期待できます。
なお、この遅延読み込み機能はすべてのデスクトップ、Android、iOS ユーザー向けに展開される予定であり、Edge や Vivaldi といった他の Chromium 系ブラウザにも順次導入される見込みです。
まとめ
4月中旬のリリースが予定されている Chrome 148 での動画・音声要素の遅延読み込み(Lazy Loading)対応は、Web ブラウジングのパフォーマンスの改善が期待されます。
とくにモバイル通信時やエントリークラスの Chromebook において、データ通信量やリソースの節約に繋がることも期待できます。
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