先日、世界で初めて MediaTek Kompanio Ultra 910 を搭載したモデルとしてグローバルで発表された「Lenovo Chromebook Plus 14 (14″, 10)」ですが、このモデルが日本国内でも発売される可能性が極めて高いことがわかりました。
この情報は、Lenovo の公式製品仕様参照サイト (PSREF) に、日本向けとされる複数のモデル番号が掲載されたことから明らかになりました。
前回のグローバル発表に関する記事はこちらをご覧ください。
日本で発売予定のモデル
今回、Lenovo の PSREF サイトに掲載が確認されたのは、以下の 6 つのモデルです。モデル番号の末尾にある「JP」は、日本市場向け製品であることを示しています。
今回確認された日本向けモデルは、以下の仕様を共通で搭載しています(キーボードの配列を除いて海外とも同じ)。
- CPU: MediaTek Kompanio Ultra 910
- ディスプレイ: 14インチ WUXGA (1920×1200) OLED、光沢あり
- カメラ: 5.0MP + IRカメラ (プライバシーシャッター付き)
- キーボード: バックライト付き日本語配列
- セキュリティ: 指紋認証センサー
その上で、RAM、ストレージ、タッチスクリーンの有無によって以下のモデルに分かれます。
モデルごとの構成
型番 | RAM | ストレージ | タッチ対応 |
---|---|---|---|
83MW000CJP | 12GB | 128GB UFS 3.1 | なし |
83MW000DJP | 12GB | 128GB UFS 3.1 | あり |
83MW0006JP | 16GB | 256GB UFS 4.0 | なし |
83MW0008JP | 16GB | 256GB UFS 4.0 | あり |
83MY000CJP | 16GB | 256GB UFS 4.0 | なし |
83MY000QJP | 16GB | 256GB UFS 4.0 | あり |
なお、Lenovo Chromebook Plus 14 (14″, 10) もタッチスクリーンの有無により、本体重量とバッテリー駆動時間に次のような差があります。
- 非タッチモデル : 最大 17 時間駆動、約 1.17kg
- タッチ対応モデル : 最大 12 時間駆動、約 1.26kg
※ 再確認したところ、以前 12 時間と表記されていたタッチ対応モデルが、17時間に変更されていました。もしかしたら、言うほど大きな差はないかもしれません。
重さの違いはさておき、バッテリー駆動時間に大きな違いがあることに注意してください。実際に使用するまでは分かりませんが、持ち運びをメインとして考える場合には、非タッチモデルを選ぶほうが良さそうです。
まとめ
Kompanio Ultra 910 を搭載した「Lenovo Chromebook Plus 14」は、高いパフォーマンスと長いバッテリー駆動時間を両立した、今年最も注目すべき Chromebook Plus の一つです。
注意点として、今回の情報は Lenovo Japan からの正式な発表ではなく、あくまで公式サイトの製品情報データベースに先行して掲載されたものです。そのため、具体的な発売日、価格、国内での販売チャネル(家電量販店や直販サイトなど)については、まだ何もわかっていません。
しかし、複数の国内向けモデルが用意されていることから、正式発表は近いものと期待されます。
なお、筆者は Bestbuy での販売開始直後に 16GB RAM / 256GB UFS / タッチ対応 モデルを購入しました。早ければ来月初めには手元に届くと思われます。
- Lenovo PSREF (83MW000CJP)
- Lenovo PSREF (83MW000DJP)
- Lenovo PSREF (83MW0006JP)
- Lenovo PSREF (83MW0008JP)
- Lenovo PSREF (83MY000CJP)
- Lenovo PSREF (83MY000QJP)
※ 情報提供ありがとうございます!