数年前、Chromebook などの ChromeOS デバイス上でレガシーアプリを実行するための1つの方法として Parallels for ChromeOS が登場しましたが、様々な制限があるなど普及にはなかなか苦労していたようです。今では Parallels for ChromeOS の名前をほとんど聞くことがなくなっており、新しい情報によれば Parallels は Chromebook における仮想化ソフト Parallels for ChromeOS を終了する可能性があるようです。
この情報は Chrome Unboxed が情報源から入手したものとして紹介しており、このプロジェクトに詳しい情報筋によれば注目度の低さや1年以上 Parallels for ChromeOS のアップデートがないことも含め、そろそろ提供を終了する可能性があるようです。現在のユーザーには公式発表前には通知されるとしていますが、少なくとも2024年末までに何らかのアナウンスがあると予想されます。
なぜこうなったかについて想像は難しくなく、制限やコスト、注目度の低さ、さらに Cameyo が登場し、いまで Google チームの一員となったことで ChromeOS に正式に導入されることになったことが影響していると思われます。複数のオプションが用意されること自体は悪いことではありませんが、Parallels for ChromeOS の場合は制限が厳しく、最終的には選ばれなくなってしまったのかもしれません。
いずれにしても Parallels for ChromeOS は長い間アップデートされておらず、やはりこうなったかという印象です。Chromebook でレガシーアプリを実行したい場合には、Cameyo や VDI、リモートデスクトップなどの方法を検討するほうが良いですね。