開発中の「Ciri」が Lenovo Chromebook Plus タブレットになる可能性が高まる

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現在、開発中のデバイスのなかに当時未発表だった MT8188 というチップセットを搭載した Chromebook タブレット「Ciri」があることは以前からお伝えしていますが、Computex 2024 に先立って MediaTek が MT8188 が Kompanio 838 となることを発表しました。この Kompanio 838は「プレミアムな Chromebook 向けにパフォーマンスの向上とオンデバイス AI を提供するチップセット」とされています。

これまでの開発中の状況から、コードネーム「Ciri」と呼ばれているデバイスは発表された Kompanio 838 (MT8188)を搭載しており、いくつかの情報から着脱式キーボードを備えたタブレットデバイスであることが明らかになっています。また、ディスプレイサイズは11インチになる可能性も示されており、「Duet 3 Chromebook (日本では Duet 370 Chromebook)」の後継機種として期待されています。

さらにいくつかの情報から Lenovo が開発に関わっている可能性が示されており、それに加えて今回 MediaTek の発表では新しい Kompanio 838 は Lenovo と協力して開発を進めていたことが明らかにされています。つまり、少なくとも今後登場する Lenovo の新しいデバイスは Kompanio 838 を搭載しており、そして現在 Kompanio 838 を搭載する Lenovo のデバイスとして条件に最も合致するものが「Ciri」となります。

また、新しい Kompanio 838 はオンデバイス AI の強化が1つの特長となることから、ChromeOS でも AI 機能を重視している Chromebook Plus デバイスとしてリリースされる可能性が高くなります。せっかくの AI を売りにしたチップを搭載するにも関わらず、通常の Chromebook としてリリースしたら意味がなくなってしまうため、Chromebook Plus になるという読みは外れてはいないと思います。

現時点では予想にしか過ぎませんが、ここまで情報が出揃うと否定するほうが難しくなります。少なくとも今後 Lenovo が Kompanio 838 を搭載した Chromebook あるいは Chromebook Plus デバイスをリリースすることは確実になりました。

あとはいつリリースされるかですが、状況から考えると発表まではそこまで遠くないような気がしています。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

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