Google は Android アプリの Chrome ブラウザで「最小化されたカスタムタブ」の導入を正式に発表しました。この機能は Chrome 124 のアップデートによってすでにユーザー向けに展開されており、使えることに気づいているかもしれません。
この最小化されたカスタムタブ機能は、アプリ内でウェブページを開くとピクチャーインピクチャー(PiP)モードで表示することができ、アプリやブラウザを閉じることなくユーザーがアプリとウェブページを切り替えることができます。
この機能を使うことでアプリとウェブページのマルチタスクが簡単になり、フローティングウィンドウで表示されるため位置を変えたり、タップすることで最大化して元のサイズに戻すことも簡単にできます。これは Chrome の機能として組み込まれているため、他のブラウザではまだ利用することができません。
現時点では Gmail などで機能していることを確認しており、例えばメール内のリンクをタップしてページを開くと、上部のツールバーに下向きの矢印が表示されるようになります。これをタップすることでタブが最小化され、Gmail にすぐ戻ったり、再びページを見ることができます。
なお、Chrome 122 Stable でフラグを有効にすることで使うことができており、以前に記事で紹介しています。
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