Android スマートフォンなどに組み込まれているピクチャーインピクチャー (PiP) 機能が、Chrome ブラウザのカスタムタブでも近々利用できるようになることが報告され、すでに Chrome 122 Stable でもフラグを有効にすることで利用可能となっています。
カスタムタブは、例えば X/Twitter などでリンクをタップしたときに直接 Chrome ブラウザではなくアプリに重なるようにして開くブラウザ(タブ)です。これにより直前に見ていたものに戻りやすくなりますが、戻るためには一度開いたタブは閉じる必要がありました。
しかし、このタブを最小化して PiP で表示できるようになることで、投稿を見ながらレビューなどのリンクをタップしたあと、それを残したまま再び投稿に戻ることができるようになります。
この機能を有効にするためには、Chrome 122 Stable ではフラグ chrome://flags#cct-minimized を Enabled に切り替えて再起動するだけです。なお、Chrome 122 Beta 以降ではデフォルトで有効になっているため、フラグを切り替える必要はなくなります。
私も実際に試してみたところ、Chrome Stable でもフラグを有効にすることで利用することができました。デバイスは Pixel スマートフォンを利用していますが、特にデバイスの制限はないようなので Android スマートフォンでは広く利用可能になるはずです。
探しものをしながら他の情報も確認したいというときには便利な機能です。このカスタムタブの PiP 機能がいつ展開されるかは不明ですが、すでに Stable でもフラグで有効になることを考えれば近いうちにリリースされると思われます。