LenovoがMWC 2023にて、新しい「Lenovo IdeaPad Slim 3 Chromebook」を発表しました。このChromebookは14インチディスプレイを備え、MediaTekのKompanio 520を搭載していることが特長となります。
昨年末、MediaTekが発表したKompanio 520は安価なChromebook向けに設計されており、新しい「Lenovo IdeaPad Slim 3 Chromebook」も340ドルからと手頃な価格設定となります。
「Lenovo IdeaPad Slim 3 Chromebook」のスペックについては次のとおりです。
スペック
ディスプレイ | 14インチ 1920×1080 or 1366×768 [OP]タッチスクリーン |
CPU | MediaTek Kompanio 520 |
RAM | 4GB 8GB |
内部ストレージ | 64GB eMMC 128GB eMMC |
外部ストレージ | microSD |
ポート | USB-C ×1 USB-A ×1 3.5mm jack |
Webカメラ | 1080p プライバシーシャッター |
ネットワーク | Wi-Fi 6 Bluetooth 5.2 |
バッテリー | 最大13.5時間 |
サイズ | 325.9×221.8×18.6mm |
重さ | 1.3kg |
新しい「Lenovo IdeaPad Slim 3 Chromebook」の大きな違いとして、14インチディスプレイは過去のモデルと代わりありませんが、IPS方式を採用し300nitsと100% sRGB、タッチスクリーンをサポートするディスプレイが選択できるようになっています。一方、これまでどおりのフルHD/TN/200nitsとHD/TN/200nitsというモデルもあり、3つのパターンが存在しています。
- 14″ (1920 x 1080) FHD, IPS, 16:9, 100% sRGB, 300 nits, Touchscreen
- 14″ (1920 x 1080) FHD, TN, 16:9, 250 nits
- 14″ (1366 x 768) HD, TN, 16:9, 250 nits
スペックシートを見た限りでは、タッチスクリーンを選択すると自然とIPS/sRGB 100%のディスプレイになるようです。
CPUにはMediaTek Kompanio 520が搭載され、最大8GBRAMと最大128GBストレージを選択でき、エントリークラスといよりミッドレンジに近い性能が期待できます。またバッテリー駆動時間も最大13.5時間と長く、Wi-Fi 6サポートなど細かいところで性能が向上しています。
またWaves MaxxAudioやプライバシーシャッター付きのフルHD(1080p) Webカメラ、専用ミュートキーなどが搭載されているため、機能面でも大きな変更点が加わっています。ただ、ポートがUSB-CとAそれぞれ1つずつになっている点は少し残念ですね。
「Lenovo IdeaPad Slim 3 Chromebook」は、今年5月頃から販売を開始し、価格は340ドルからとなります。米国では発売されずヨーロッパ、アフリカ、中東での販売となっています。現時点では日本でもリリースされるかは不明です。