今年のIFA2018もChromebookは豊作の予感がします。
さて、今回はLenovoが4Kディスプレイを搭載したハイスペックなChromebook「Yoga Chromebook C630」を発表しました。
この「Yoga Chromebook C630」は15.6インチという大型Chromebookですが、スペックはChromebookとしては最上位クラスの性能を誇り、さらに4KもしくはフルHDを選択できるモデルとなっています。
このところハイスペックなChromebookといえば、12〜14インチあたりに集中していた傾向があったかと思うので、15インチクラスの大型でのハイスペック端末を欲していた方には朗報です。
ということで、「Lenovo Yoga Chromebook C630」のスペックなどをまとめていきたいと思います。
「Yoga Chromebook C630」のスペック
Lenovo Yoga Chromebook C630 | |
ディスプレイ | 15.6インチ IPS 3,840 × 2,160 / 1,920 × 1,080 タッチスクリーン |
CPU | Core i5-8250U 1.6-2.4GHz |
RAM | 8GB |
内部ストレージ | 64GB 128GB |
外部ストレージ | microSD |
ポート | USB-C ×2 USB3.0 ×1 イヤホンジャック |
バッテリー | 4kモデル:最大9時間 FHDモデル:最大10時間 |
サイズ | 幅361.5 × 奥行248.85 × 厚み17.8 mm |
重さ | 1.9kg |
価格 | $699(約77,000円)から ※モデルによる価格差不明 |
スペックについてはこんな感じになっています。
ご覧のとおりChromebookとしてはオーバー過ぎるくらいのハイスペックに仕上がっています。
しかし、今後「Crostini」だけでなく「Campfire」を見越していけばこれくらいのスペックがあった方が安心かもしれません。
今回の「Yoga Chromebook C630」がウリとなっているポイントは、まず4Kディスプレイを搭載(選択)できるというところでしょう。これまでに4kを搭載したChromebookはリリースされていませんので、果たしてどれほどなのか気になるところです。
さらにここまでディスプレイ必要ないという方のために、フルHDモデルも選べるというのが良いところだと思います。正直ノートで4kを必要としない方もいらっしゃるかと思いますし、価格にも影響が出てくるのでこれは上手くやってきたなという感じです。
採用されているCPUは第8世代のCore-i5となっています。RAMもChromebookとしては十分過ぎる8GBを搭載しているので、普段ネットや動画再生、メールなど使う分には何ら問題のない性能かと思います。
またストレージも64GBか128GBかを選択できるようなので、今後の展開を考えて128GBを選ぶもよし、価格を抑えて64GBを選ぶのもよしかと思うので、この機種は必要に応じて選ぶことができるというのがメリットかもしれません。
バッテリーについては、さすがに4kモデルとなると10時間を切るようですが、それでも公称9時間ということなので外で作業したり、ちょっと移動して作業をしても十分な数値かと思います。
ただどうしてもバッテリーに関しては使い方次第で大きく変わってしまう部分ですので、ここは実機レビューを待った上で判断したほうがベターです。
個人的に気になるのはサイズと重さですが、サイズは15インチらしいやや大きめの数値となっていますが、そこまで厚みがないというのは良いことです。画像をご覧頂ければなんとなくわかるとおり、ベゼルがやや狭めになっているので、15.6インチというほど大きくはないというのもポイントかと思います。
ただ重さが1.9kgあるということなので、カバンに入れて常に持ち運ぶというスタイルではちょっと苦しいかもしれませんね。
家や職場に置いておいて、必要なときだけ持って移動するという程度にしておいたほうが良さそうです。
そして価格ですが、現段階では$699からということになっているので、4K含め最上位モデルがどの程度になるかははっきりとしていないようです。
海外メディアによれば、4kの上位モデルは970ドル(約110,000円)程度になるのではと予想していますので、最上位では10万を超えてくる程度の認識があれば良さそうです。
果たしてこの価格をどう捉えるか…ですね。
まとめ
ということで、ざっくりと「Yoga Chromebook C630」のスペックをまとめてみました。
4Kディスプレイを搭載できてハイスペックな大型Chromebookですので、こういうChromebookを望んでいた方も少なくないかと思うので、そういった方にはなかなか良い1台だと思います。
ただディスプレイ以外の差と価格を考えれば、とりあえずハイスペで大型のChromebookというところに興味がある方はフルHDモデルを選択するというのも良いかもしれません。
現時点ではこのような機種の選択肢が限られていますので、ご興味ある方は一度検討されてみてはいかがでしょうか。
ちなみに発売に関しては10月末を予定しているようで、EU、中東、アフリカが最初の発売国とされています。米国とオーストラリアも対象になっているようですが、こちらの日程については明らかになっていないようです。
そして気になる日本ですが、こちらもまだ不明ですので正規流通を待つ方はかなり焦らされることを覚悟したほうがいいかもしれません。
それにしてもLenovoが4kを出してくるとは…個人的には興味を惹かれるChromebookです。
なお11インチの「C330」と14インチの「S330」というChromebookもリリースしたようなので、その2機種については後ほど記事をまとめたいと思います。
2018/10/09 追記
フルHDモデルの予約が海外のBest buyなどで開始しました。
実売価格は、想定された599ドルより高い699ドルということだったので正直高い印象です。
4Kディスプレイ搭載モデルの登場については未だ未定ですが、年内にリリースする見込みですので、近いうちに発表があるかと思います。
100ドル値上げしたってことは、もしかして4Kモデルも上がるのかなぁ。そうすると1,099ドルになってかなり挑戦的な値段になってしまうし…。
さて皆さんはどう思います?って感じです。
参考: