この情報を待っていた方もきっといるはずですが、Lenovoは「Commercial ThinkPad Chromebook」というモデルを2020年、今年の下期にリリースする計画があることが、Lenovoの内部文書のリークによって明らかになりました。
ただ、この文書自体はLenovoの2020年計画が書かれている上、「Commercial ThinkPad Chromebook」という名前以外は、ほぼWindowsノートパソコンに関する情報となっているため、詳細はわかりません。
この名前から察すれば、おそらく先日HPがリリースしているようにEnterprise向けモデルの「Chromebook Enterprise」シリーズとして登場する可能性が高いと思われます。
また、今年に入ってから発見されている「Morphius」というコードが付けられた開発中のChromebookには、”trackpoint”が搭載されていることからLenovoのThinkPadシリーズである可能性をお伝えしています。
この「Morphius」というモデルは、AMDのRyzenを搭載する可能性も指摘されていて、今回リークされているLenovoの計画の中にもAMDのRenoirを搭載するThinkPadシリーズがあることが明らかになっています。
もちろん、「Commercial ThinkPad Chromebook」にはIntelの第10世代CPUが搭載される可能性もあると思いますが、現時点ではAMDモデルも出る可能性があると考えて良さそうです。
過去に「ThinkPad 13 Chromebook」がリリースされているので、引き続き13.3インチか他のエンタープライズのように14インチクラスも含まれるのか…このあたり楽しみですね。
ちなみに少し調べたら、先月ベンチマークが登場している「Zork」という機種と「Morphius」が併行してテストされているようなので、もしかすると「Zork」はコンシューマーモデルで「Morphius」がエンタープライズモデル、あるいは単純にサイズ違いとかの兄弟機と考えることもできそうです。
あとOLEDがどうこうというのも気になりますし、掘り下げればもっと情報が出てくるかも。
ひとまず、冒頭でもお伝えしているように今回のリークでは「Commercial ThinkPad Chromebook」というネームしか明らかにされておらず、今年の後半にリリースされる可能性があるということです。
開発が順調に進んでいる感じはあるので、おそらく数ヶ月以内に詳細が出て来ると思うので、引き続き追っていきます。
参考 Lenovo ThinkPad 2020 Roadmap Leak: Affordable workstation P15v/T15p; X12, X1 Nano & X1 Titanium in Q4 2020 with Tiger Lake