今回の Talk on Chromebook は、「この1週間であったChromebook関連のニュースをピックアップ」の2024年第11回目をお届けしていきます。ピックアップする期間は2024年3月16日から3月22日までを対象にしています。今週は主にChromeOSと機能に関する話題が4つあります。
ChromeOS 122 のアップデートについて
まずはじめに、ChromeOS 122 の2回目のマイナーアップデートが展開されています。サポートされるほとんどの Chromebook などにアップデートが展開されていますが、一部機種は2回目のアップデートが遅れてます。
遅れているデバイスに関しては性能もサイズもメーカーも異なっているため傾向はつかめませんでしたが、近いうちにアップデートが降ってくるものと思われます。このアップデートでは特に目立った変更は行われておらず、定例のバグとセキュリティ修正が中心となります。
Google が教員向けに Chromebook の機能を10個紹介
続いて Google が教員向けとして Chromebook の機能を10個紹介しています。
詳細は記事を確認していただければと思いますが、主にスクリーンキャスト、仮想デスク、オフライン作業、キャストモデレーター、ファイルの固定とマルチペースト、手書きメモアプリ、ギャラリーアプリのPDF編集機能、Everything ボタン、アプリやサイトをシェルフに固定する方法、クイック設定のユーザー補助オプションについて紹介されました。
現在開発中の2つの機能について
3つ目と4つ目は開発中の機能になりますが、まず Chromebook のシェルフからアクセスできるカレンダーウィジェットが複数のカレンダーを表示できるよう開発に取り組まれていることが報告されています。現在はマイカレンダーのデフォルトカレンダーのみが表示されていますが、複数のマイカレンダーや共有カレンダーを利用している場合でも最大10個のカレンダーを表示できるようになる予定です。現時点ではリリース時期などについてははっきりとわかっていません。
もう一つの機能はセキュリティに関するもので、Chromebook の設定ページにある「セキュリティとプライバシー」内の「プライバシーの管理」セクションに、位置情報へのアクセスに関する切り替え設定が追加される予定です。ここからAndroidアプリ、Chromeブラウザの Webアプリ、システムサービスへの位置情報を1つの場所から管理できるようになるとしています。
こちらも正確なリリース日はわかりませんが、2024年前半に展開されると伝えられています。
Casa Pop-Up Desk の Works with Chromebook 認証
最後にロジクールの「Casa Pop-Up Desk」という、ワイヤレスキーボードとワイヤレスタッチパッド、ノートパソコンスタンド兼収納アイテムがセットとなった周辺機器で、キーボードとマウスが Works with Chromebook 認証を取得していることが明らかになりました。とくに ワイヤレスタッチパッドは Works with Chromebook 認証を初めて取得し、以前ブリッジからChromeOS向けタッチパッドが発表されたものの販売まで至らなかったこともあり、今回のこのロジクールのタッチパッドが ChromeOS 向けとして初めて販売されます。
残念ながら国内での発表はなく、海外でも北米で発表された段階で入手経路も限られているのが現状です。チャンスがあれば入手したいと思いますが、
価格も約180ドル、日本円で約2.7万円となかなか高価なセットとなっているのもネックです。
ということで、今回の「この1週間であったChromebook関連のニュースをピックアップ」は以上となります。