今回のTalk on Chromebook は「この1週間であったChromebook関連のニュースをピックアップ」の2024年の第13回目をお届けしていきます。
対象としているのは2024年3月30日から4月5日までのニュースで、今週はChromeOSのメジャーアップデートに関する話題、海外新製品発表の話題の2本となっています。
ChromeOS 123 のアップデートが展開
まずはChromeOSのメジャーアップデートについてですが、ほぼスケジュールどおりに ChromeOS Stable において 122から123へのアップデートが展開されました。このアップデートでは、いくつかの新機能が追加されていますので、簡単に紹介していきます。
新機能では、以前までフラグを有効にして使うことができたキーボードショートカットのカスタマイズとマウスボタンのカスタマイズ機能が、フラグ等を利用せずにデフォルトで使えるようになりました。
キーボードのショートカットは、用意されているいくつかの動作を設定から変更できるようになり、マウスのカスタマイズは3つ以上のボタンが備わっているマウスでボタンの操作がChromeOSの機能に割り当てられるようになります。
また、現状では米国のT-mobile限定ですが、Chromebookをホットスポットとして利用でき
この他にもいくつか細かい追加はありますが、大きな追加としては ChromeOS の日本語フォントにIPA mj 明朝が追加されました。このフォントは人名や地名の表記で細かい字形の違いを使い分けるケースを想定したフォントで、特に地方自治体や教育機関などのユーザーから長らく要望があり、ようやく追加にいたったようです。
設定はChromeブラウザにあるフォントをカスタマイズから行うことができますが、細かい手順について知りたい方はブログで紹介していますので、そちらをご覧ください。
- ChromeOS 123 のアップデートが Chromebook などに展開
- ChromeOS 123 でマウスボタンとキーボードショートカットのカスタマイズなどが追加
- Google が ChromeOS 123 で日本語フォント「IPAmj明朝」を追加したことを発表
ChromeOS LTS が 120 にアップデート
OS のアップデートでは ChromeOS の長期サポートチャンネル、LTS もアップデートされており、これまでChromeOS 114 だったものが 120 にアップデートされました。
これにより120までの新機能、セキュリティ設定、管理機能などが一気に追加されています。こちらも詳細はブログで紹介しています。
HP が Chromebook Plus を含む14インチモデルを4機種リリース
続いて海外の新機種発表に関する話題ですが、HP が Chromebook Plus を2機種含む、合計4種類の14インチ Chromebook を発表しました。4機種のうち、通常モデルとPlusモデルが2機種ずつ、クラムシェルとコンバーチブルが用意されています。
通常モデルは、HP Chromebook 14a と x360 14、Plusモデルは HP Chromebook Plus 14 と Chromebook Plus x360 14 となります。
通常モデルはIntel N100 または N200 を搭載、PlusモデルはIntel Core i3-N305を搭載しています。詳細はブログでまとめていますので、スペック等はそちらで確認してください。
なお、今回のモデルは一般販売を目的としているモデルで、米国市場では公式サイト経由ですでに販売を開始しています。
以上が第13回目の「この1週間であったChromebook関連のニュースをピックアップ」となります。Spotify などのポッドキャストだけでなく YouTube ポッドキャスト(元 Google Podcast)でも配信していますので、ぜひフォロー&チャンネル登録をお願いいたします。