今回の Talk on Chromebook は｢この1週間であったChromebook関連のニュースをピックアップ｣の2024年、第12回目をお届けしていきます。
ピックアップしている期間は2024年3月23日から3月29日までとなっていて、今週は開発中の機種とクラウドゲームに関する話題をお届けします。
Samsung Chromebook Plus は15インチ以上？
まず最初のニュースですが、Samsung が開発していると言われている新しい Chromebook Plus モデル(開発中のコードネームは XOL)が、テンキーを搭載していることが開発コードから確認されました。
テンキーが搭載されていることから、少なくとも15.6インチ以上のモデルになる可能性があり、XOL はハイスペックかつ大型のChromebookとなることが示されています。
まだデバイスの詳細はわかりませんが、昨年末に発表された Galaxy Book 4 Pro や Ultra と似たようなデバイスになるのではないかと予想されます。もちろん全く同じではコスト的に厳しいはずなので、削られるところは多少なりともあるはずですが、Samsung の Galaxy デバイスらしいモデルに期待したいですね。
Xbox Cloud Gaming がマウスとキーボードをサポート
クラウドゲームに関する話題は2つあり、どちらも Chromebook と直接は関係ありませんが、知っておくと Chromebook でもゲームプレイに役立つ情報なので共有しておきます。
1つ目は、Microsoft Game Pass Ultimate の課金ユーザーが利用できる Xbox Cloud Gaming で、マウスとキーボードをサポートするプレビュー機能を試せるようになりました。
あくまでプレビューのため、対応するゲームは非常に少なくごく一部のタイトルのみとなっていますが、いままでコントローラーだけでしかプレイすることのできなかった Xbox Cloud Gaming でもキーボードとマウスが使えるようになれば、Chromebookでも気軽にプレイできるようになるため歓迎です。
これを試すには Xbox.com にログインしたあとプロフィールアイコンをクリックし、設定内にあるプレビュー機能を有効にします。さらにゲームプレイ中は Xbox Cloud Gaming のウィンドウを全画面モードにする必要があります。
なお、実際に Chromebook で試してみましたが対応タイトルにも関わらずマウスとキーボードを認識してくれませんでした。私の環境に問題があった可能性もありますが、まだ開発中ということもあり不安定だと思われるので、正式対応まで待つほうが良いですね。
NVIDIA GeForce NOW は4月4日から提供開始
2つ目は NVIDIA が直接運営する GeForce NOW の提供が4月4日から開始することがアナウンスされ、これまでのプレミアムプランに相当するプライオリティプラン、より高性能なグラフィックスでプレイできるアルティメットプランも同日から提供されることが確認されました。
さらに海外で提供が始まったばかりの1日だけプレイできるデイパスプランの提供も開始されます。
料金については、プライオリティプランが1ヶ月1,790円、6ヶ月8,950円、デイパスが650円です。上位のアルティメットプランは1ヶ月3,580円、6ヶ月17,900円、デイパスが1,300円となっています。
どちらもゲーミングPCを買うよりは遥かに安価な価格で、デバイスを問わないという大きなメリットがあります。プランの特徴については記事をご覧ください。
なお、Chromebook ではアルティメットプランで利用できる機能にいくつか制限があります。例えば、WindowsやMacのネイティブアプリだと4K解像度まで出力できますが、Chromebookでは最大1600p解像度、120FPSまでとなっています。また、使用するChromebookの性能によってもいくつかの制限があることに注意してください。
ということで、この1週間であったChromebook関連のニュースをピックアップは以上となります。
