インターネット上でプライバシーを保護するための方法の一つとして、VPNを使用するという方法があります。
Chromebookでもアプリをはじめ様々なVPNを利用することができますが、毎回手動で設定をオンにする必要があり(アプリなら立ち上げる必要がある)、常にVPNに接続したままにすることはできません。
そこでGoogleは、Chromebookでも常時VPNに接続させるための「Always-On VPN」機能を追加することで、ユーザーは常にVPNサービスに接続したままにできるようしようとしています。
Android Policeが発見したChromium Gerritのコードでは、すでにChrome OS DevまたはCanaryでは「Always-On VPN」を試すことができます。
ただし、開始するためにはVPNを設定している必要があります。
今回の機能追加では、Chrome OS設定の”VPN”項目下に「Always-On VPN」が表示され、これをオンにしておくとログイン時に自動的にVPに接続するようになります。
これによってデバイスを再起動するためにVPNを手動でオンにする必要がなくなります。複数のVPNサービスを利用している場合には、自動接続するサービスを選択できます。
またChromebookがVPNに接続していない場合、ChromeとAndroidアプリの通信をブロックする機能も含まれています。
この機能は7月27日にロールアウトを予定しているChrome OS 92でStableに到着すると思われますので、今しばらくは手動ないしAndroidアプリなど代替手段を使う必要があります。
ちなみに私は設定が手間だったのでAndroidアプリの「NordVPN」を利用しています。
Source: Android Police