Chromebookには、「Alt + Tab」キーによるアクティブなウィンドウ(アプリ)の切り替えができるお馴染みのキーボードショートカットがあります。
このショートカットを使えば、いちいちマウスでウィンドウやバックグラウンドにあるアプリを操作しなくても、簡単にアクティブに切替えることができるので、すでに活用している方もいると思います。
ところが、昨年Chrome OSに登場した「仮想デスクトップ」機能の影響によって、本来は一つの仮想デスク内でウィンドウを切り替えていくものでしたが、別の仮想デスクでアプリが起動していると、全てのアプリ間を移動してしまうという問題があります。
言葉だとイメージしづらいと思いますので、実際の動作を撮影してみました。
ご覧のとおり、他の仮想デスクで起動しているアプリも選択できてしまうので、表示されるアプリの量も多くなってしまいますし、意図していない他の仮想デスクのアプリに変わって画面も切り替わってしまうと、ちょっと不便なところがあります。
このような現状についてのフィードバックが大量にあったようで、Googleは「Alt + Tab」の挙動を、現在アクティブな仮想デスクトップのみにするよう修正される可能性があるようです。
現時点では、Canaryチャンネルへの登場となりますが、 chrome://flags#ash-limit-alt-tab-to-active-desk から有効化することで使えるようになるとしています。
仮想デスクトップ機能やそれにともなうキーボードショートカットが充実してきたものの、かなり急ピッチな印象ですので、まだまだ改善することが多そうですね。
とは言え対応も早いですし、もっと使いやすくなるのであれば喜ばしいことだと思います。
おそらく、年内にリリースされるChrome OS 83でこの修正はStableチャンネルに登場するものと思われます。