Google は 2026 年 10 月 7 日、画像生成・編集モデルの新バージョン「Nano Banana 2.1」を発表しました。
Nano Banana 2.1 は、従来のモデルと比べて視覚デザイン、マスクベースの編集、被写体の一貫性が向上していることが特長です。
Gemini アプリ、検索の AI モード、Google AI Studio、Google Flow、Stitch by Google、Google 広告、Gemini Enterprise Platform で同日から展開が始まっています。
Nano Banana 2.1 とは
Nano Banana 2.1 は、2026 年 2 月に登場した Nano Banana 2 (Gemini 3.1 Flash Image) の更新版にあたる、画像生成と会話型編集のモデルです。
Google の開発者向けドキュメントでは、Flash 級の速度とコスト効率を保ったまま、画質、プロンプトの指示への忠実度、複数ターンにわたるキャラクターの一貫性、テキスト表示を改善したと説明しています。
上位モデルである Nano Banana Pro (Gemini 3 Pro Image) の、より高速で軽量な高効率版という位置づけです。
Nano Banana 2.1 の主な改善点と仕様
開発者向けドキュメントには、主な更新点として次の項目が挙げられています。
- 画質とリアリティの向上: 1K、2K、4K の各出力解像度が対象で、既定は 1K
- 広い比率での不具合修正: 1:4、4:1、1:8、8:1 の比率を 2K と 4K で出力した際のタイリングアーティファクト (タイル状の描画不良) を修正
- テキスト表示の改善: 文字の描画とインフォグラフィックのレイアウト精度が向上
- 複数画像の合成: 最大 14 枚の参照画像に対応し、人物は最大 4 人、オブジェクトは最大 10 個まで一貫性を保持
- 情報の裏付け: Google のウェブ検索と画像検索を使ったグラウンディングに対応
- Thinking レベルの設定: minimal、medium (既定)、high から選択
Gemini API でのモデルコードは gemini-nano-banana-2.1 です。
入力はテキスト、画像、動画、PDF、出力は画像とテキストに対応し、トークン上限は入力が 131,072、出力が 32,768 とされています。
Thinking、検索によるグラウンディング、Batch API に対応する一方、関数呼び出し、構造化出力、キャッシュなどは未対応です。
Google は同日から展開が始まるとしていますが、現時点では対象プランや地域ごとの提供状況は明らかにされていません。











