Google は 2026 年 6 月 3 日(現地時間)、Pixel デバイス向けの最新の実験的ビルドとなる Android Canary 2606 の展開を開始しました。
このビルドには 2026 年 5 月のセキュリティパッチが含まれており、Android Canary で動作する Pixel 6 シリーズから最新の Pixel 10 シリーズ、Pixel Tablet で利用可能です。
筆者の Pixel 9a でも OTA によるアップデートを確認できました。
Android Canary 2606 の対象デバイス
今回のアップデートは、ビルド番号が ZP11.260515.009 に更新され、以下の Pixel デバイスおよび GSI(汎用システムイメージ)向けに提供されています。
- Pixel 6 / 6 Pro
- Pixel 6a
- Pixel 7 / 7 Pro
- Pixel 7a
- Pixel 8 / 8 Pro
- Pixel 8a
- Pixel 9 / 9 Pro / 9 Pro XL / 9 Pro Fold
- Pixel 9a
- Pixel 10 / 10 Pro / 10 Pro XL / 10 Pro Fold
- Pixel 10a
- Pixel Fold
- Pixel Tablet
Canary プログラムに参加しているユーザーには、OTA アップデートが順次配信されます。筆者の Pixel 9a (Android Canary) でアップデートの受信を確認できており、更新サイズは 687MB でした。


Android Canary 2606 の主な変更点
Android Canary 2606 では、Pixel のテーマ設定である Dynamic Color(ダイナミックカラー)のカスタマイズ幅の拡大が主な変更となっています。以下は筆者の Pixel 9a 実機で確認できた変更です。
ダイナミックカラーのカスタマイズ拡張
[壁紙とスタイル] > [色] では、画面右上のペイントパレットアイコンから [色を選択する] スライダーにアクセスできるようになりました。これまでのプリセットのみの選択から、システムのアクセントカラーを自由に指定できます。




また、カラーパレットで色を選択したあとに「色」ページに戻ると、選択した色に鉛筆アイコンが表示されます。ここから「ニューラル」、「ソフト」、「明るい」、「鮮やか」の 4 つのスタイルを選択できるようになっています。








前回の Android Canary 2605 ではシステム UI 全体へのぼかし効果の拡充が導入されており、その後 Android 17 QPR1 Beta 3 にも同様の変更が取り込まれたことから、QPR1 Beta 4 で早期に導入される可能性があります。
キーボード切替クイック設定タイルの追加
Android Canary 2606 では、クイック設定パネルへのキーボード切替タイルが追加されました。複数のキーボードを使い分けているユーザーは、クイック設定から直接キーボードを変更できるようになります。




「キーボードのバイブレーション」に強度スライダーが導入
これまで「キーボードのバイブレーション」設定は、オン・オフしかできませんでしたが、4 段階で強度を調整できるスライダーに変更されました。


この設定は [設定] > [音とバイブレーション] > [バイブレーションとハプティクス] の [キーボードのバイブレーション] で変更できます。
ロック画面のぼかし効果
ロック画面 UI にも細かい変更が加わっており、指紋スキャナーのエリアと画面下部のボタンに対してぼかし効果が適用されるようになっています。
Android Canary チャンネルについて
Android Canary チャンネルは、開発者が最新の API をテストするための非常に実験的なビルドです。
一般的な利用を想定したものではないため、動作が不安定であったり、致命的なバグが含まれていたりする可能性があります。また、Canary で導入された機能が必ずしも安定版の Android に採用されるとは限りません。
Canary ビルドから安定版に戻る、あるいは Canary ビルドに参加するためには、Android Flash Tool を使う必要があり、データの初期化が必要になります。
発生している問題については、IssueTracker から確認・報告ができます。
- 関連記事:








