Google は Chrome Canary バージョン 149 において、テキストフィールドに「@@」というショートカットを入力することで保存された個人情報を呼び出せる新しい自動入力機能「Autofill @memory」のテストを行っていることが報告されました。
現在、この機能は一部のテスト環境に展開されており、Android 向けの開発も進行中です。
Gemini と連携する新しい自動入力 Autofill @memory
現在 Chrome に実装されている自動入力機能は、ブラウザがフォームの種類を検出し、保存された Google アカウントやローカルプロファイルのデータを自動的に提案する仕組みです。しかし、ウェブサイト側の設定によっては正しく機能しない場合や、意図しないデータが提案される場合があります。
今回 Chrome Canary 149 に追加された Autofill @memory という機能は、これをユーザーが手動で呼び出せるようにするものです。

実際に機能が有効になると、ブラウザ上に「任意のフォームで @@ と入力すると、タブを切り替えることなく情報を呼び出して入力できます。Gemini が Google アプリ全体から個人情報を呼び出し、表示中のページに自動入力できるようになりました」といったメッセージが表示されます。
@@ ショートカットによる検索と挿入
この機能が利用可能な状態で、テキストフィールド内で @@ と入力すると、そのフィールドに固定されたコンパクトなポップアップが開き、検索バーが有効になります。
そこに「名前」、「都市名」、「電話番号」などのキーワードを入力すると、保存されている自動入力のデータから一致する項目が表示され、選択して直接挿入することができます。

これにより、自動入力が機能しないフィールドや複数の入力候補が存在する場合でも、ユーザーは入力したい情報を検索し、意図した情報を確実に入力できるようになります。
このほか、ブラウザ上のメッセージから Gemini がカレンダーや Gmail、Google ドキュメントなどの Google アプリ全体から情報を呼び出せることが示唆されています。
ただし現時点では、標準の住所や連絡先など既存の自動入力データが検索結果の中心となっており、他のアプリからのデータ取得は確認されていません。
まとめ
現状では、この機能は初期の開発段階であり、正式なリリース時期は未定ですが、今後数週間から数か月の間に詳細が発表される可能性があります。
なお、デスクトップ版の Chrome に加え、Android 向けにも保存した情報を呼び出して挿入するためのボトムシートインターフェースの追加が進められています。
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